2001年10月21日(日)
わが家の食卓はタリバン  〜山賊の生態〜

 ききあ様、朗報です。



 昨日。
 明日の日記に山賊の事を書こう・・・・。
 などと宣言したのはよいが、はてさて、そうそういい感じに
 彼がネタを提供してくれるかどうか、その点が心配だったりもした。


 









(* ̄ー ̄)ニンマリ





















 ネタがなかったら造る可し。
 あたしは、階下に山賊の姿を確認するや否や、
 だだだっと自室へ戻り、
 先日この日記にアップした例の画像、ききあ嬢が描いた絵日記、
 そして、新たに彼女から届いた似顔絵の3つをFDに保存して、
 いつも母・サヨコが使っている階下のPCに突っ込み、画面に出して見せた。


 母・サヨコは、先日の日記を既に検閲済みだったので、
 ききあ嬢の描いた絵日記は既に見ていたが、
 新作を見た途端、大爆笑。
 実に見事に特徴をとらえ、山賊が再現されていたのである。

 さすが、ききあ嬢。
 絵心のないわが家一同は思わず感嘆してしまった。


 さて、今一度、山賊の姿を確認して頂きたい。

















 因みに、送られてきた作品はこちら。






 山賊・・・・これには頬を緩める。


わぁいヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノわぁい♪
遠山の金さん風♪♪



 あたしの思った通りだ。彼も嬉しかったのだろう。
 そいで以って、こんなことまで言い出した。


「うちのロゴを彼女に送って、顔の部分だけ挿げ替えてくれんかなぁ。」





 「うちのロゴ」というのは、店のありとあらゆる所に使っている・・・・
 例えば、看板、暖簾、箸袋、チラシ・・・・もので、
 店の名前を反映し「ひょっとこ」とオカメがデザインされている。

 ・・・・。

 ( ̄∇ ̄;) 


 確かに面白くはなるだろう・・・・その挿げ替え作戦とやらは。
 (かなりマヌケな絵ヅラだけど)
 もし本当に、ききあ嬢がそれに取り組んでくれるのだとしたら
 うちのイメージは、柳ヶ瀬の居酒屋から
 岐阜市郊外のおしゃれな食べ物屋へとモノの見事に転身できるかもしれない。





 なぁんて感じに、わが家の午後は素敵に過ぎていったのでありますが。














 こっから本題。
 どうしてわが家の食卓がタリバンなのかということ。




 別に食糧に困窮しているわけでもなく
 食卓の地下深くに地雷が埋まっているわけでもない。








 この日記をご愛読いただいている方は既にご存知のとおり
 うちの山賊は料理人です。
 脱サラして、喫茶店に始まり、
 今は2件の居酒屋を経営している。
 そしてこの12月には、長らく居ついた柳ヶ瀬を離れ
 岐阜市郊外に「本店」として新しい店を出すことになっている。

 この頃、専ら彼の頭を悩ませているのは
 この店で出すメニュー作りなのだそうだ。
 (あたしはノータッチなので詳しい処はわからないけど。)
 そんなこんなで、本日、彼は色んなことを吠えつつ
 自分の似顔絵にちょっと気を良くしたのか、なんだかノリノリで
 昨日、誰だかからもらってきたエビで以って
 本日の夕餉をとり飾ろう♪ などと言い出した。


 メニューは。


























天丼♪

















 ひっさびさ〜♪


 かつて彼は、専門店の天丼のタレ独特の「とろみ」を出すのに
 悪戦苦闘した経験を持っている。
 そして、その企業秘密を、その専門店のゴミ箱から暴き出した執念で
 わが家の食卓に、実に美味い天丼を上らせた。
 その頃、あたしはまだ小学生か中学生で、
 山賊も若く加えて研究熱心だったので、
 食卓に、彼の苦闘のメニューが並ぶことも珍しいことではなかった。
 中でも天丼のタレに関しては、異常なほどの執着心をもっていたように思える。
 ゴミ箱まであさるくらいですから。



 嗚呼。 数年ぶりにあの味を楽しめるのねん♪ ( ̄¬ ̄*) 〜♪



 と、あたしもなりゆき上、エビの殻を取ることを申し渡され、
 我が家の狭い台所は
 山賊、こブタちゃん、トド(娘)の3人でおおわらわの状態になった。







 大体、彼はわが家の台所事情と、
 自分の店の厨房事情を一緒くたにしているところがあって、
 彼が普段通りに立ち居振舞うとなれば、当然のこと
 シンクや飯台そのものが、たちまち、しっちゃかめっちゃかになってしまう。
 




まさに空爆直下の有様( ̄∇ ̄;)









 あたしはただでさえ、ここしばらく台所に立っていない。
 包丁を持つのも久しぶり。
 山賊の手際と何だか良くわかんない勢いにだけ圧されて
 必死にエビの殻を剥く。

 うしろではこブタちゃんが既にかき揚げ用の野菜を揃えている。









 主婦とプロにはかなわんな・・・・(-。-) ボソッ










 それでも、文句を言われない程度のスピードであったことは自負しておこう( ̄∇ ̄;) 


















 知らないうちに、澄まし汁の支度まで済ませているプロ。
 水面下で攻撃してたのね( ̄∇ ̄;) 
 
 


 加えて、母・サヨコに頼まれた南蛮味噌の仕込までやってある・・・・さすがプロ。
 テロ・ゲリラ並みの手際の良さである。



 厨房の中で数十人分の食事を仕上げるそのノリで
 わが家の夕餉の支度も、おおわらわのうちに整い、
 あたしと母・サヨコは、プロよりも先に、アツアツの天丼に箸をつけた。












 彼の脳みその中には、最短の手順、適量の材料、
 ありかのわからぬ材料を瞬時にして手に入れるだけの命令力、
 他を厭わぬ行動力・・・・その全てが揃っているようだ。
























お膳立てさえされれば、
この人1人いればタリバンくらい侵攻できるやも知れぬ・・・・

 

























 美味い天丼を頬張りつつ、
 あたしは、山賊の生態に関しては、もう少し時間をかけて観察すべきだ・・・・
 などと、間抜けたことを考えるのに忙しかった。


あさみ


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