ここ数日、微熱でやられっぱなしのあたくし。
本日、恒例のオーアエ決戦の日でございます。
母・サヨコの「車で送ってやろう」という申し入れを丁重にお断りし、
きぃこきぃこ、自転車(ケッタ)をこいで、病院を訪れたのであります。
やっぱ、送ってもらった方が良かったかしら・・・・(-。-) ボソッ
ここしばらくで予想以上に体力が減退しているらしく
たかだか自転車で10分程度の道程が、えらく長く感じる。
その上、これ以上、診察前に状態を悪くしてはどうしようもないので
エレベーターを使わず、階段で3階へ・・・・。
今年の夏くらいから、エレベーターに乗ると、途端に具合が悪くなる。
ついこの間、高島屋にいった時は
所用が12階だったから、やむを得ず利用したが、
3階くらいなら、階段を使おう。無難だ。
そうしたら、別な意味でへたってしまい、
診察を待っている間中、心拍数が上がりっぱなしという
誠に情けない状況であった。
さて・・・・・・。
オーアエは前回あたくしが献上した「雑」をきっちりと読んでいるらしかった。
診察室に入ったあたくしの顔を見るなり
( ̄ー ̄)ニヤッ
何なんだ、その不敵な笑みはっっ!!!
久々に、ケンカを売られたモードで本日の戦闘、開始。
オーアエは、大いにあたくしの作品を褒めちぎり、賞賛した。
文章力、表現力について、御世辞皆無かどうかはおいといて
「いやぁ〜、読ませるねぇ・・・・」
とまで言わしめた。
多分、あたしの言う「書くこと」というのは、
ほぼ自己満足・自己完結なものであると、彼はずっと認識していたのであろう。
無論、その認識は間違ってはいなかった。
事実、あたしは書いてお金をもらうことは出来てないわけだし、
HPを見ていただければわかると思うが、
本当に自己満足・自己完結なのだから、そういうご指摘には何も言い返すことなどない。
だが、少なくとも、彼の認識以上の実力があたくしに備わっていたらしいことが
これで証明されたわけだ(爆)。
彼は、身を乗り出し、
どんなふうに書いているのか、
フィクションか、ノンフィクションか、などという事まで聞いてきた。
本当に読んだらしい。(笑)
あたしは正直に、書くときの様子・・・・
まるで憑き物にでもとり憑かれたように、豹変した状態であると、昔、指摘されたことや、
実際にのめり込んでしまうと20枚くらいなら2時間でかけます・・・・とか、
事細かに話した。
凄いねぇ・・・・。と一言。<オーアエ
彼も医者だ。
学会出席の際となれば、そのくらいの量のレポくらいは書いた経験もあるだろう。
それでもって、ヤツのツボは、やはり万人と共通だったらしく、
一番食いつきの良かった作品は「朱い月」であった。
(紫苑の間・「平成夕雅流小倉百人一首日常考」を見てね♪)
あの作品は、発表して人の目に触れるや否や、良くも悪しくも
一番反響の多かった作品であり、
そして、あたしが最も短時間で書き上げた割に、完成度が高い(らしい)と評価され、
あたし自身も、気に入っている作品だ。
いれぐい♪いれぐい♪(* ̄ー ̄)ニンマリ
ただし、「朱い月」のことを気に入ってくれる人というのは、
いつも、心にどこか問題を抱えた人だったりすることが多い( ̄∇ ̄;)
飛び込んでくるのだそうだ。
中身に。
するとオーアエが徐にこう抜かしやがった。
「あの作品には、吉本ばなな的な
死臭みたいなものが漂っているけど、そのへんは・・・・」
(無理矢理遮って)
「あんな人と一緒にしないでください( ̄^ ̄)」
「わはははは♪ そう言うと思った♪」
(-_-メ)(殺す)
多分、あたしの作風を見て、吉本ばななとは掛け離れた処にいるだろうことを予測して、
わざとあんなことを言ってのけたんだ、ヤツは。
どう考えても、彼が吉本ばななを愛読しているとは思えないが
もし読んでいるとしたら、それこそ冷やかし半分だろう。
もしくは、世間で話題になっていた頃に、世情に疎いと思われるのが嫌で
何となく読んだかの何れかだろう。
しかしだ。
彼の読書量は異常だと思う。
前にあたしが貸した、あの分厚い本をきちんと読破している時点で
かなりの異常さを振り撒いていると思う。
精神医学の本を読むというのなら頷ける。
まさか、吉本ばななや演技の専門書まで読むとは
こちらの推測違いだった。
おまけに、患者の作品にまできちんと目を通しているこのマメさ。
うちのダーリン以上の食い下がり加減である(爆)。
体力減退のわりには、ハイテンションです。
まるで、拒食症患者のようです・・・・と訴えると
「お♪ よく知ってるねぇ♪」
と、感心された。
自分がここまでになるまでに読んだ文献に、摂食障害患者の症例なんて
腐るほど書いてあった。小説も何篇か読んだ。知ってて当然。
感心なんかされたくねえよ?
熱が下がらないので、新しい作品が書けません・・・・
そう訴えると、ロキソニン(彼が言うところの「マイルドな薬」)を倍にされた。
倍にされたところで、効く薬じゃなかったよ・・・・。
効かない薬なんか欲しくねえよ?
さてと。本日のオーアエハチャメチャ発言ですが。
あたしが、昨日は山賊の誕生日だったけど、
微熱でしんどくて、呼び出されたけど駆けつけることが出来なかった、
それを思うと、自己嫌悪が強くなりまして・・・・と言うと、
さすが、精神科医ですねぇ。言うことがけっこう無責任で味があります(爆)。
「父親なんかにはねぇ、塩でも投げときなさいっ♪」
( ̄∇ ̄;)
「あたしの父親はナメクジじゃありません!!」
「わはははははは♪」
だんだん、パターンがつかめてきました。
ヤツめ、笑い飛ばすことで全て封じ込めてやがる。
あたしもオーアエの尻馬にのって、
自分の大学の先輩にあたる人を扱き下ろしたけれども、
彼のゲージツに対する冒涜加減は、あたしをも愚弄していた。
「芸術家なんて、みんな、どっかがヘンなんだよ♪
それに、そんなに手っ取り早く認められても
面白くないじゃん?」
三条院や宮沢賢治や吉本ばななと、このあたくしを一括りにするとは
大した根性じゃないの??(爆)
精神科医として、患者の神経を逆なですることに関しては
何も思わないんですかねぇ??( ̄∇ ̄;)
本日の勝敗は、見てのとおり・・・・
というか、あたしの勝手な思い込みですが、
五分