2001年10月30日(火)
闘え! 起動戦士アサミンジャー 「才能」の巻  〜ゲージツを愚弄するオーアエ〜
 ここ数日、微熱でやられっぱなしのあたくし。
 本日、恒例のオーアエ決戦の日でございます。
 母・サヨコの「車で送ってやろう」という申し入れを丁重にお断りし、
 きぃこきぃこ、自転車(ケッタ)をこいで、病院を訪れたのであります。



 やっぱ、送ってもらった方が良かったかしら・・・・(-。-) ボソッ




 ここしばらくで予想以上に体力が減退しているらしく
 たかだか自転車で10分程度の道程が、えらく長く感じる。
 その上、これ以上、診察前に状態を悪くしてはどうしようもないので
 エレベーターを使わず、階段で3階へ・・・・。
 今年の夏くらいから、エレベーターに乗ると、途端に具合が悪くなる。
 ついこの間、高島屋にいった時は
 所用が12階だったから、やむを得ず利用したが、
 3階くらいなら、階段を使おう。無難だ。
 そうしたら、別な意味でへたってしまい、
 診察を待っている間中、心拍数が上がりっぱなしという
 誠に情けない状況であった。
























 さて・・・・・・。












 オーアエは前回あたくしが献上した「雑」をきっちりと読んでいるらしかった。
 診察室に入ったあたくしの顔を見るなり


















( ̄ー ̄)ニヤッ





















 何なんだ、その不敵な笑みはっっ!!!
 久々に、ケンカを売られたモードで本日の戦闘、開始。











 オーアエは、大いにあたくしの作品を褒めちぎり、賞賛した。
 文章力、表現力について、御世辞皆無かどうかはおいといて




「いやぁ〜、読ませるねぇ・・・・」




 とまで言わしめた。
 多分、あたしの言う「書くこと」というのは、
 ほぼ自己満足・自己完結なものであると、彼はずっと認識していたのであろう。
 無論、その認識は間違ってはいなかった。
 事実、あたしは書いてお金をもらうことは出来てないわけだし、
 HPを見ていただければわかると思うが、
 本当に自己満足・自己完結なのだから、そういうご指摘には何も言い返すことなどない。
 だが、少なくとも、彼の認識以上の実力があたくしに備わっていたらしいことが
 これで証明されたわけだ(爆)。

 彼は、身を乗り出し、
 どんなふうに書いているのか、
 フィクションか、ノンフィクションか、などという事まで聞いてきた。
 本当に読んだらしい。(笑)
 あたしは正直に、書くときの様子・・・・
 まるで憑き物にでもとり憑かれたように、豹変した状態であると、昔、指摘されたことや、
 実際にのめり込んでしまうと20枚くらいなら2時間でかけます・・・・とか、
 事細かに話した。

 凄いねぇ・・・・。と一言。<オーアエ
 彼も医者だ。
 学会出席の際となれば、そのくらいの量のレポくらいは書いた経験もあるだろう。

 それでもって、ヤツのツボは、やはり万人と共通だったらしく、
 一番食いつきの良かった作品は「朱い月」であった。
 (紫苑の間・「平成夕雅流小倉百人一首日常考」を見てね♪)
 あの作品は、発表して人の目に触れるや否や、良くも悪しくも
 一番反響の多かった作品であり、
 そして、あたしが最も短時間で書き上げた割に、完成度が高い(らしい)と評価され、
 あたし自身も、気に入っている作品だ。



















いれぐい♪いれぐい♪(* ̄ー ̄)ニンマリ




















 ただし、「朱い月」のことを気に入ってくれる人というのは、
 いつも、心にどこか問題を抱えた人だったりすることが多い( ̄∇ ̄;)
 飛び込んでくるのだそうだ。
 中身に。


 するとオーアエが徐にこう抜かしやがった。



「あの作品には、吉本ばなな的な
死臭みたいなものが漂っているけど、そのへんは・・・・」


(無理矢理遮って)
「あんな人と一緒にしないでください( ̄^ ̄)」

「わはははは♪ そう言うと思った♪」

(-_-メ)(殺す)



 多分、あたしの作風を見て、吉本ばななとは掛け離れた処にいるだろうことを予測して、
 わざとあんなことを言ってのけたんだ、ヤツは。
 どう考えても、彼が吉本ばななを愛読しているとは思えないが
 もし読んでいるとしたら、それこそ冷やかし半分だろう。
 もしくは、世間で話題になっていた頃に、世情に疎いと思われるのが嫌で
 何となく読んだかの何れかだろう。

 しかしだ。
 彼の読書量は異常だと思う。
 前にあたしが貸した、あの分厚い本をきちんと読破している時点で
 かなりの異常さを振り撒いていると思う。
 精神医学の本を読むというのなら頷ける。
 まさか、吉本ばななや演技の専門書まで読むとは
 こちらの推測違いだった。


 おまけに、患者の作品にまできちんと目を通しているこのマメさ。
 うちのダーリン以上の食い下がり加減である(爆)。











 体力減退のわりには、ハイテンションです。
 まるで、拒食症患者のようです・・・・と訴えると


「お♪ よく知ってるねぇ♪」



 と、感心された。
 自分がここまでになるまでに読んだ文献に、摂食障害患者の症例なんて
 腐るほど書いてあった。小説も何篇か読んだ。知ってて当然。
 感心なんかされたくねえよ?


 熱が下がらないので、新しい作品が書けません・・・・
 そう訴えると、ロキソニン(彼が言うところの「マイルドな薬」)を倍にされた。
 倍にされたところで、効く薬じゃなかったよ・・・・。
 効かない薬なんか欲しくねえよ?





















 さてと。本日のオーアエハチャメチャ発言ですが。



 あたしが、昨日は山賊の誕生日だったけど、
 微熱でしんどくて、呼び出されたけど駆けつけることが出来なかった、
 それを思うと、自己嫌悪が強くなりまして・・・・と言うと、
 さすが、精神科医ですねぇ。言うことがけっこう無責任で味があります(爆)。



「父親なんかにはねぇ、塩でも投げときなさいっ♪」


( ̄∇ ̄;) 


「あたしの父親はナメクジじゃありません!!」


「わはははははは♪」




 だんだん、パターンがつかめてきました。
 ヤツめ、笑い飛ばすことで全て封じ込めてやがる。








 あたしもオーアエの尻馬にのって、
 自分の大学の先輩にあたる人を扱き下ろしたけれども、
 彼のゲージツに対する冒涜加減は、あたしをも愚弄していた。




「芸術家なんて、みんな、どっかがヘンなんだよ♪
それに、そんなに手っ取り早く認められても
面白くないじゃん?」




 三条院や宮沢賢治や吉本ばななと、このあたくしを一括りにするとは
 大した根性じゃないの??(爆)
 精神科医として、患者の神経を逆なですることに関しては
 何も思わないんですかねぇ??( ̄∇ ̄;) 












 本日の勝敗は、見てのとおり・・・・
 というか、あたしの勝手な思い込みですが、




























五分




















 です。

 あたしが非凡であるということを
 彼が認めてしまったことが、大きく作用しております。
 
 たとえ、ゲージツを愚弄されても、カラカラと笑い飛ばされても
 あたしが自分の作品で、たった1人でも第三者を頷かせる事ができたという事実は
 醒めた熱も、呼び覚まします。





 彼がネット環境を持たないというのが非常に残念だと感じながら
 随分と容量が増えた薬袋を抱えて、病院のエントランスを後にしました。
 やっぱり慣れない大きな病院。


 アゴラフォビア・アサミンジャー
 (いよいよ、●●レンジャーチックになってきた(爆))
 は、人が多い処に行くと、未だに疲れきってしまうのでありました。


あさみ


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あなたの毎日にずぅむいん・・・・

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