2001年11月07日(水)
ひさびさ

 本屋で立ち読み。
 久々である。


 で、面白い本をこんな片田舎の小さな本屋で発見してしまった。
 ハードカバー。
 1,300円也。
 しかも、3冊も並んでいる。
 売れているのか・・・・。














「かんたん短歌の作り方」

















 枡野浩一という、わりと若手の歌人の方の著作である。
 コレはおまけだが、ハードカバーには最近お決まりのように「オビ」がついているが
 大体、出版社が推しているモノには、著者よりも名が売れていて
 万人がその人のことを知っていたりする有名人がコメントを載せたりするものである。
 この本には糸井重里氏がコメントを載せていた。
 たかだか、短歌入門書の「オビ」に。


 珍しいことである。
 要するに、「この有名コピーライターが推しています」
 そういう匂いを醸し出させる入門書というわけである。


 1冊を手にとって開いてみた。
 と、いきなり、こんな1文が目に飛び込んできたのである。


























「自分のルックスに見合った短歌を作りましょう。」


































 片田舎の小さな本屋で爆笑するとかなり目立ってしまうので、
 ようやくその溜飲を下げたのだが、
 普通は、入門書にそんなことは書かないものである(爆)。
 間違っても、「ぶさいくはぶさいくなりに、そうでない人もそれなりに」などとは
 書かないものなのであるが、
 この人は、違った。


 活字にしてまで、そのことを言いたかったのだろう(爆)。






 コレは面白そうである。
 最近、なかなか見ない類の書籍である。
 自分のことを「教祖」とまで言っている。
 凄いわ。
 たくましいよ、かなり。




 で、買おうと思って、サイフの中身を見た。




 唸った。











 あたくしには、
 たった1,300円のハードカバーを買うにも憚られる経済力しかないのか(トホホ)。




 そして徐に手帳を取り出す。
 出版社、著者名、著書名、値段、そして今日の日付を
 井上ひさしには決してできないような早筆で書き付け、
 今度、何かのときに大きな本屋さんに立ち寄った時、
 すぐに検索をかけていただけるように、その準備だけはしておいた。


 この著作は、同じ「自称歌人」として目を通しておく必要がある(爆)。
















 そうなんです。
 「歌人」と名乗るのには、
 「俳優」と名乗るのと同じように
 ライセンスなどはいりません。


 だから、学校の先生をしている人や、看護婦さんや
 市役所の職員や、そういう人たちを見ていると、
 本当に勉強が好きなんだなぁと思う。



 あたしは勉強が嫌いです。
 できません( ̄^ ̄)
 だから、ライセンスの必要な職業につくことができません。





 ふむ・・・・・・
 そろそろ受験準備の時期か。
 参考書その他のコーナーには全然、中高生がいなかったが
 雑誌のところにはわんさと学校帰りの中高生・・・・。






 おまえら、勉強できる時が勉強する時やぞぉ・・・・・(-。-) ボソッ
 こういう大人になりたくなかったらな・・・・・・(-。-) ボソッ








 誰かをつかまえてそう言ってやりたくなる衝動とぐっと抑え、
 彼らから見れば、随分おばちゃんになってしまった自分を厭う。
 そして自分が着ていたのと同じ制服の子を見て思う。
 


















うわっ・・・・どうしたら、こんな(短い)スカートが手に入るんやろ。
標準タイプから改造するにしたって、えらい手間かかるはずやのに・・・・













 かつて、短いスカートを自らの手で改造した思い出のあるあたしは
 しばらく、彼女を目で追ってしまっていた。
 27〜30くらいの襞数のスカートの裾上げには
 とんでもない徒労が伴うのである。



 そう考えていて、ある1件の曰くつきの店を思い出した。
 あたしたちの頃は、丈100センチのスカートとか、
 ヤバい感じの鞄とか、
 ボタンが4つしか付いていない究極の短ランとか
 標準服店では置いていないシャツを置いてある、変形制服専門店(爆)。
 頼めば、学ランの裏にどんな刺繍もしてくれた。
 時代を感じるね、うん(爆)。<今はそんなヤツおらんやろけど・・・・。
 ここのオヤジはえらくおもろいおっちゃんで、
 街の中高生の人気者だったっけ。



 今の高校生たちのファンッション事情から察するに、
 この店には、もう丈100センチのスカートなんか置いてない。
 その代わり、膝上何10センチ(もしくはケツ下何センチ)とかいうのが置いてあるのかも。
 いや、絶対にあるよ(爆)。






 これからの時期、いくらルーズやハイソックスを履いていようとも
 ストーブのない(はず)のあの高校で、
 この格好はいくらなんでも寒かろう・・・・

 あたしらの時期は夏は短く、冬は思いっきり長くの
 スカートのミニ化過渡期だったので、まだまだよかったけど、
 最近は、女子高生するのも楽じゃないのね・・・・。




 そんな最近の女子高生に同情しつつ、
 あったかいフリースにGパン姿のあたしは
 よっこらしょと自転車にまたがり、
 5分とない距離を「さぶい、さぶい」と言いながら
 帰途についたのでありました。










 あぁ・・・・・。
 あの本が読みてぇ。


あさみ


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