2002年05月19日(日)
勉強なんか大嫌い。

あたくし、「文芸」ジャンルなんかに
自分の日記を登録しているあたり、
専らの文系人間。


数学、理科、滅法に弱い。
この4月から導入された学校の新指導要項の内容を小耳に挟むと
嗚呼、生れ落ちるべき時代を間違ったか・・・・と唸りたくなるような
変更箇所満載で、



















π=およそ3

























なんて、あたくしは許しません( ̄^ ̄)(爆)


ついでに言わせてもらえば、



























台形の面積くらい
求められる方が
いいじゃないか
























ってな感じです。


中学だったか高校だったかで習った、「ピタゴラスの定理」
直角三角形のそれぞれの辺を、底辺x、高さy、斜辺zとした時、
底辺と高さの2乗の和は、斜辺zの2乗になる・・・・・
なんてのもございましたわね。(うろ覚えで、ハッキリしないけど)
後に、このような三角形は実在しないことが発覚し、
あたくしは、必死に覚えた公式が
脳みその中でドロドロに崩れ落ちていくのを感じました。
この定理そのものは、理論的に証明できるらしいのですが、
定理に用いられるx、y、z、それぞれが存在しないらしいのです(爆笑)。


きっと、今頃、教科書からは抹殺されていることでしょう。




それでなくとも、歴史の教科書は、
どこぞの何某とかいう、トンチキ野郎が遺跡を捏造したために
根底から作り直さねばならないだろうし、
大体、年号なんて覚えたところで何の役にも立ちやしない。
大体いつ頃だったかくらいを覚えておけばいいだけの話で、
社会に出てから、この年号が役に立つのは
それこそ、クイズ番組に出場することになった時くらいだろう。




英語の教科書なんか、酷いものは
英単語の上に、カタカナが振ってあるのがあるのだという。
最早、論外・・・・( ̄∇ ̄;)
読み方くらい、発音記号の何たるかを覚えて、読めよと言いたい。
発音記号は、覚えておいて損はないと思う。
英語以外にも使えるようだから。




国語だってね、今、書店で平積みになっているのは
「正しい日本語」系の本ばかり。
敬語の解説、音読用、文章を読み下す練習本、
これらがバカ売れしているのだ。
学校で、国語の教育をきちんと受けていれば、
これらの書籍はなくったっていい。
察するに、数々の名著や、日本人として最低限知っておいた方が良いとされる
「日本語」のお手本があるにも拘わらず、
学校ではそれをやらない、やらなくてもいい、という
新指導要項の波及が、書店の店頭で垣間見ることが出来るのである。



















そんな今日、母・サヨコが庭いじりをしていたので
傍で眺めていた。

「この花は、何ていう名前?」
「これはいつ頃、咲くの?」
「前、庭にあったすずらんはどこへいった?」

何とはなしに、色々と質問していた。
まぁ、サヨコもいい加減なもので、
もらった鉢植えの名前なんかは、うろ覚えだし、
元々、ガーデニングなんかをする柄でもないから、
そんなに熱も入ってはいないのだが、
気がつけば、我が家の庭は、数々の鉢植えや花で、結構にぎやかなのだ。


とあるプランターに見覚えのある雑草が生えていた。
雑草と言えど、ピンク色の花が綺麗に咲いていて、見映えはする。
明らかに、どっかから種が飛散して、勝手に群生を作っているようだった。
サヨコはもともとその花の名前を知らず、
あたくしも、葉の形がクローバー(シロツメクサ)によく間違われる
ということは知っていたのだけど、名前をど忘れしてしまっていて
暫し、考え込んでいた。


で、思い出した。

葉っぱの1枚1枚が、ハートの形をしていて、
ピンク色の花を咲かせる、可愛いやつ。
ガーデニングで「育てる」というよりは、勝手にそこらに「生えている」。





思い起こせば、理科の授業も大嫌いだった。
生物系も、化学系も、物理系も、全部嫌いだった。
草花や生物の観察なんて、退屈で仕方がなかったし、
化学式の展開なんか、数学よりもずっと難しいと思ったし、
(すいへーりーべーぼくのふね)
ニュートンが発見してくれた「万有引力の法則」があるせいで
まず以って、私生活には関係ないような物理実験をさせられたのは
苦々しい思い出( ̄∇ ̄;)
「慣性の法則」くらいだもんな、
日常生活に介入してくるモノって(爆)。


でもなぁ。
思ったんだ。
この年になってもさ、わからないことはわかる人に聞けばいいと思っているし
知りたいことは、自分で何としてでも調べることが出来るんだもん。
花なんて、興味も何もなかったけれど
そこに咲いていれば、名前くらいは知りたくなるし、
枯れそうにもなれば、生態の一つも覚えておきたくもなる。



あたくしたちが学校で習ってきた、八百万の知識なんて
ほとんど役に立ちやしない。
役に立つのは、
自分が本当に必要だと痛切に感じて、調べたり覚えたりしたことばかりだ。
あと、面白いと思ったこと。
朔太郎の「月に吠える」なんて、教科書で見た当時は
面白くも何ともなかったけど、
いざ、文筆業を・・・・という段になったら、あれほどのお手本もないと思う。
わりと名著だ(笑)。


考査や受験の前になると、皆、勉強していた。
1個でも沢山の単語を覚えようと努力していたし、
何やら訳のわからない数式も、必死に解く練習をしていた。





あたくしは、勉強が元々そんなに好きな方ではないので、
考査や受験の前だからといって、特別に勉強をするほうではなかった。
無論、そうすると学力は落ちないけれども、偏差値は落ちる。
あたくしたちは、「偏差値」という魔法の数字に追い立てられて、
学校というところを全部卒業した。
「偏差値」というのは、絶対評価ではなく、相対評価なので、
皆が頑張ると、あたくしはどんどん置いて行かれる。
前に習ったことを最低限、忘れないようにしていても、
成績はどんどん下がる(笑)。
不思議な現象・・・・・・・・。


この不思議な現象の所為で、あたくしは、ほぼ
勉強をしなくなった。


自分の好きなことや、常識の範囲内とされること、
興味の湧いたことだけ、やることにした。


理科は大嫌いだったけれど、
高校時代の生物で「遺伝」の単元は満点だった。
何故なら、今後の人生に大きく拘わってくるかもしれない単元だったから・・・・
ただそれだけ(爆)。
赤緑色盲の子が生まれる確率、
自分の血液型から生まれてくる可能性のある子供の血液型の各発生率、
優性遺伝、劣性遺伝、隔世遺伝、
関係ないけど、ショウジョウバエやエンドウマメなんかで
遺伝の確率査定をする研究者が歴史上にいたものだから、
彼の法則に基いての確率を引き出す問題も、ほぼ満点だった。
多分、興味のある話だったからだろう。
ハッキリいって、当時の生物教師はあんまり好きではなかったけれど
そういうので、自分の知識層を左右してはならない。
17のあたくしは、そのくらいのことはよくわかっていた(爆)。


脳みそが固くなる前に、もっと勉強しておけばよかったな・・・・
とは思わない。
ハッキリいって、読書量は、20年前の方が今の何倍も読んでいたし、
勉強そのものをサボっていたわけではないし。
ただ、嫌いだっただけで、しなかったわけではない。
某有名国立大学に入ることや、
そこで学ぶことそのものに重きを置いていなかったし、
18にもなって、自分の好き嫌いがハッキリしないのもどうかと考えていた。


それに、勉強することそのものは、今からだって遅くはないと思っている。
嫌いなことを無理にやろうなんて、勿論思わないけれど
興味が湧けば、脳みそはいつだって吸収状態で
準備万端、整っていてくれるのだ。
人間は、死ぬまでに、脳の機能のほんの一部しか使わずに衰えていくのだ。
許容量は、十分に有ると保証されている。








じゃあ、最後は、5教科基本中の基本のクイズでも出して、
本日はお開き。
あ・・・・・数学はどうしよう(爆)

国語 

数学(算数?) 

日本史 

世界史 

地理 

化学 

生物はさっきやった(爆)
物理もさっき出てきた(爆爆)<ネタがないほどに苦手だったらしい。

英語 



答えが間違ってても、そこは御愛嬌♪
あたくしに突っ込む前に、自分で勉強し直すのもいいでしょう♪

あさみ


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あなたの毎日にずぅむいん・・・・

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