どうも。
先日、歯医者に手痛い敗北を喫したアサミンジャーです。
歯医者に負けたからといって、人生の敗北者になってはいられません。
と、いうわけで・・・・はないですけど、予約の日程がたまたま本日ということもありまして、早速、オーアエに事のあらましを報告した。
と、その前に。
本日、やたらと調子が悪く、寝起きも悪く、人相まで悪い有様で、
無論、化粧なんかしている心の余裕なんかもなくて、
すっぴんのまま、病院へ乗り込みました。
ミュールを引き摺るようにしてしか、歩けません( ̄∇ ̄;)
エレベーターに乗れる体質だったらば、少しはラクなのかもしれないのだけど、
乗ってしまったら、また動悸が激しくなって、
醜態を曝す事にもなりかねないので、そこは根性で階段で行った。
「うわぁ・・・・めちゃくちゃ調子悪そうだな(笑)」
「うん。悪い。かなり。」
「『かなり、悪い』と。(カルテに書く)
どう、ここ? 酸素薄そう?? 何なら酸素あるけど??(笑)」
「あたしは高山病じゃありません( ̄^ ̄)
酸素、足りすぎの方ですよ・・・・・殺す気??」
「じゃあ、注射でもしとくか?」
「いや、そこまででもないから、いいや。」
「あれ? 注射、嫌いだっけか?」
「別に・・・・献血なら大好きだけど♪
見てよ、血液検査の結果。
あたし、献血に行く度に、血だけは誉められるの。
ここ何年かは、薬飲んでるから行ってないけど、献血は好き。」
「珍しいな( ̄∇ ̄;)」
「それがさぁ、センセ。
あたし、すごく重大なことを思い知らされたのさ。」
と、昨日、歯医者で突然起こった、震えと動悸のことについて話した。
「あちゃぁ・・・・。
それは大変なことになってきたな。
いや、ね。多いんだよ。パニック系の人で歯医者がダメだって人。」
「うん。そういうの、あるって知ってはいたんだけど、
まさか自分に起こるなんて思ってなかったから、
ちょっとびっくりしたのもあって。」
「うちの病院の口腔外科にしたら??
ここの患者さんで、歯医者行く前にここで注射打ってから行く人
結構いるんだよ。」
「それって、身内の欲目??」
「そうじゃないけど(笑)女の先生も確かいたはずだし、
皆、やさしいよ♪」
「男か女かは、この際どっちでもいい。
あたしは通う回数をなるべく少なくしたいの。」
「そうなんだよなぁ・・・・。
歯医者ってなかなか完治させようとしないんだよなぁ。」
「こっちが抜いてくれって頼んでいるのに、
拒否するんだよっ! ありえないよっ!!
暴利を貪ってるとしか思えない・・・・。
近所だから、たまたま行ったんだけどさぁ・・・・。」
「どこの歯医者?」
「うちの近所の薬局の2階にある・・・・」
「あぁ、あそこかぁっ!! うちからもめっちゃ近い♪
あなたの家、あの薬局からそんなに近いの?」
「歩いて、30秒くらい。」
「ふむ・・・・そうか。同じ町内でも2丁目と違って、
1丁目にはそんなハイソサエティな人種が住んでいるのか。」
「いや、それはあんまり関係ないと思う。
センセーんとこは?」
「官舎だよ、官舎。築30年の。」
「あぁ、あそこね♪ 公園の近くでしょ?」
「そう。風向きによっては、あの工場の臭いがたまらんのだ。」
「1丁目はそんなことないよん♪」
「いいなぁ。1丁目。
しかし、あなたみたいな人があんな所に住んでいること自体、
私は信じられないけれどね。
昔の患者で、この町内が嫌だっていう理由で上京しちゃった子もいたのに。」
「あたしは嫌ってわけじゃなかったけど、似たようなもんか( ̄∇ ̄;)」
「そうだな。いっぺん、会わせてみたいかも。」
結局、歯医者がどこにあるのかという話題のせいで、地域性豊かな井戸端会議のような話になってしまった。
あと、あたくしがお金のなさをせつぜつと訴えたら、「うつ病になるか?」という妙な勧誘をされた。
漢方の処方のおかげで、この間から薬代が一気に跳ね上がり、
その割には効果が薄く、果たしてどうしたもんだかなぁという話にもなっていた。
「それじゃあ、パキシルいっとく?」
「パキシルあるのっ????」
「あるよ。」
「1年前は導入検討中だって言ってたのにぃ。
あたしが、『パキシル下さい』って頼んだ時、
先生の方が『あれって効く?』ってあたしに聞いたんだよ??」
「まぁまぁ・・・・SSRI系の薬は、効き目に個人差もあるし
あの時は、本当に迷ってたの。」
「あ・・・・・・でも・・・・・・・・・」
「どうした?」
「確か、パキシルって単価が他の薬よりかなり高かったような・・・・。」
「うん。高いね。(断言)」
「どうしよぉ・・・・・。」
「とりあえず、パキシルいっとこう♪
何なら次から、うつ病にしてあげるよ♪ そうすれば
夢の5%負担だ♪」
「何か、アコギな相談している代官&越後屋みたい・・・・(-。-) ボソッ」
「あなたは多少、アコギになったほうがいいの!
今日、ハンコとか持ってない??」
「どして??」
「診断書。」
「だって、診断書だってタダじゃないじゃん。
今日は、手持ちはお薬代くらいしかないんだもん。」
「タダだよ( ̄ー ̄)ニヤリッ」
「え?? 書類を保健所に持っていったりとかそういうのは??」
「こっちでできるよ( ̄ー ̄)ニヤリッ」
「まぢでっっ??????
東京の時は、診断書に3〜4千円かかって、
更に保健所まで自分で持っていかないと、許可申請が下りなかったのに。」
「でも、東京は0%負担だろ?
大垣はその点、5%負担なんだ。」
「凄いね、大垣市・・・・夢の街だよ。」
色々なところを駆けずり回ったり、
そうでなくても人ごみがダメなあたくしにとって、
この手の許可申請は、在京時代、とても億劫なものであった。
というか、ほぼ不可能に近い仕事だった。
行きつけのクリニックの先生は、
保健所指定の診断書をなかなか書きたがらない人だったし、
何かと厄介なハードルがいっぱいあって、そうこうしているうちに
都落ち( ̄∇ ̄;)
値の張るSSRI系の薬を、自己負担・・・・まぁ30%負担なんだけど・・・・で
賄わなければならなかった在京時代。
あたくしのバイト代がほぼ薬代に消え行くことが、かなりハッキリした時点で
恐る恐る、クリニックの先生に頼んでみたんだけど、
門前払いだった。
ところが、このオーアエときたら、逆にそれを奨励するかのように、
あたくしに対して「うつ病のススメ」みたいなものを披露する・・・・。
ある意味、とんでもない精神医師だ。
「でも、あたし、うつ病じゃないでしょ?」
「ここに、うつ病って書けばいいだけ♪
カンタン♪ カンタン♪」
この
悪代官ヤロウ・・・
あたくしのカルテの表紙を指しながら、オーアエは何の罪もないような顔をして、さらりとそう言ってのけた。あたくしは呆れてモノも言えない。
そうカンタンに、うつ病にされては困るが、
ラクに生活ができるのならば、この際アコギになるのも1つの手かもしれない。
あたくしは、今回の処方で、漢方を取り消してパキシルにしたにも拘わらず
また金額が跳ね上がった領収書を眺めながら、
次回、ハンコを持参するか否かで、相当悩んでいる。
そして。もう1つの悩みどころは・・・・。
早くしないと、また動悸が激しくなって大変だ。
同じ院内で注射をうってもらってから、受ける診察に
今、すごく心ときめいているのである。