2002年06月28日(金)
闘え! 起動戦士アサミンジャー 「密告」の巻 〜井戸端会議は診察室で〜

どうも。
先日、歯医者に手痛い敗北を喫したアサミンジャーです。
歯医者に負けたからといって、人生の敗北者になってはいられません。
と、いうわけで・・・・はないですけど、予約の日程がたまたま本日ということもありまして、早速、オーアエに事のあらましを報告した。



と、その前に。
本日、やたらと調子が悪く、寝起きも悪く、人相まで悪い有様で、
無論、化粧なんかしている心の余裕なんかもなくて、
すっぴんのまま、病院へ乗り込みました。
ミュールを引き摺るようにしてしか、歩けません( ̄∇ ̄;)
エレベーターに乗れる体質だったらば、少しはラクなのかもしれないのだけど、
乗ってしまったら、また動悸が激しくなって、
醜態を曝す事にもなりかねないので、そこは根性で階段で行った。
















「うわぁ・・・・めちゃくちゃ調子悪そうだな(笑)」

「うん。悪い。かなり。」

「『かなり、悪い』と。(カルテに書く)
どう、ここ? 酸素薄そう?? 何なら酸素あるけど??(笑)」


「あたしは高山病じゃありません( ̄^ ̄)
酸素、足りすぎの方ですよ・・・・・殺す気??」


「じゃあ、注射でもしとくか?」

「いや、そこまででもないから、いいや。」

「あれ? 注射、嫌いだっけか?」

「別に・・・・献血なら大好きだけど♪
見てよ、血液検査の結果。
あたし、献血に行く度に、血だけは誉められるの。
ここ何年かは、薬飲んでるから行ってないけど、献血は好き。」


「珍しいな( ̄∇ ̄;)」

「それがさぁ、センセ。
あたし、すごく重大なことを思い知らされたのさ。」





















と、昨日、歯医者で突然起こった、震えと動悸のことについて話した。






















「あちゃぁ・・・・。
それは大変なことになってきたな。
いや、ね。多いんだよ。パニック系の人で歯医者がダメだって人。」


「うん。そういうの、あるって知ってはいたんだけど、
まさか自分に起こるなんて思ってなかったから、
ちょっとびっくりしたのもあって。」


「うちの病院の口腔外科にしたら??
ここの患者さんで、歯医者行く前にここで注射打ってから行く人
結構いるんだよ。」


「それって、身内の欲目??」

「そうじゃないけど(笑)女の先生も確かいたはずだし、
皆、やさしいよ♪」


「男か女かは、この際どっちでもいい。
あたしは通う回数をなるべく少なくしたいの。」


「そうなんだよなぁ・・・・。
歯医者ってなかなか完治させようとしないんだよなぁ。」


「こっちが抜いてくれって頼んでいるのに、
拒否するんだよっ! ありえないよっ!!
暴利を貪ってるとしか思えない・・・・。
近所だから、たまたま行ったんだけどさぁ・・・・。」


「どこの歯医者?」

「うちの近所の薬局の2階にある・・・・」

「あぁ、あそこかぁっ!! うちからもめっちゃ近い♪
あなたの家、あの薬局からそんなに近いの?」


「歩いて、30秒くらい。」

「ふむ・・・・そうか。同じ町内でも2丁目と違って、
1丁目にはそんなハイソサエティな人種が住んでいるのか。」


「いや、それはあんまり関係ないと思う。
センセーんとこは?」


「官舎だよ、官舎。築30年の。」

「あぁ、あそこね♪ 公園の近くでしょ?」

「そう。風向きによっては、あの工場の臭いがたまらんのだ。」

「1丁目はそんなことないよん♪」

「いいなぁ。1丁目。
しかし、あなたみたいな人があんな所に住んでいること自体、
私は信じられないけれどね。
昔の患者で、この町内が嫌だっていう理由で上京しちゃった子もいたのに。」


「あたしは嫌ってわけじゃなかったけど、似たようなもんか( ̄∇ ̄;)」

「そうだな。いっぺん、会わせてみたいかも。」























結局、歯医者がどこにあるのかという話題のせいで、地域性豊かな井戸端会議のような話になってしまった。





あと、あたくしがお金のなさをせつぜつと訴えたら、「うつ病になるか?」という妙な勧誘をされた。
漢方の処方のおかげで、この間から薬代が一気に跳ね上がり、
その割には効果が薄く、果たしてどうしたもんだかなぁという話にもなっていた。





















「それじゃあ、パキシルいっとく?」

「パキシルあるのっ????」

「あるよ。」

「1年前は導入検討中だって言ってたのにぃ。
あたしが、『パキシル下さい』って頼んだ時、
先生の方が『あれって効く?』ってあたしに聞いたんだよ??」


「まぁまぁ・・・・SSRI系の薬は、効き目に個人差もあるし
あの時は、本当に迷ってたの。」


「あ・・・・・・でも・・・・・・・・・」

「どうした?」

「確か、パキシルって単価が他の薬よりかなり高かったような・・・・。」

「うん。高いね。(断言)」

「どうしよぉ・・・・・。」

「とりあえず、パキシルいっとこう♪
何なら次から、うつ病にしてあげるよ♪ そうすれば
夢の5%負担だ♪」


「何か、アコギな相談している代官&越後屋みたい・・・・(-。-) ボソッ」

「あなたは多少、アコギになったほうがいいの!
今日、ハンコとか持ってない??」


「どして??」

「診断書。」

「だって、診断書だってタダじゃないじゃん。
今日は、手持ちはお薬代くらいしかないんだもん。」


「タダだよ( ̄ー ̄)ニヤリッ」

「え?? 書類を保健所に持っていったりとかそういうのは??」

「こっちでできるよ( ̄ー ̄)ニヤリッ」

「まぢでっっ??????
東京の時は、診断書に3〜4千円かかって、
更に保健所まで自分で持っていかないと、許可申請が下りなかったのに。」


「でも、東京は0%負担だろ?
大垣はその点、5%負担なんだ。」


「凄いね、大垣市・・・・夢の街だよ。」























色々なところを駆けずり回ったり、
そうでなくても人ごみがダメなあたくしにとって、
この手の許可申請は、在京時代、とても億劫なものであった。
というか、ほぼ不可能に近い仕事だった。
行きつけのクリニックの先生は、
保健所指定の診断書をなかなか書きたがらない人だったし、
何かと厄介なハードルがいっぱいあって、そうこうしているうちに
都落ち( ̄∇ ̄;)
値の張るSSRI系の薬を、自己負担・・・・まぁ30%負担なんだけど・・・・で
賄わなければならなかった在京時代。
あたくしのバイト代がほぼ薬代に消え行くことが、かなりハッキリした時点で
恐る恐る、クリニックの先生に頼んでみたんだけど、
門前払いだった。





ところが、このオーアエときたら、逆にそれを奨励するかのように、
あたくしに対して「うつ病のススメ」みたいなものを披露する・・・・。
ある意味、とんでもない精神医師だ。









「でも、あたし、うつ病じゃないでしょ?」

「ここに、うつ病って書けばいいだけ♪
カンタン♪ カンタン♪」

































この
悪代官ヤロウ・・・






















あたくしのカルテの表紙を指しながら、オーアエは何の罪もないような顔をして、さらりとそう言ってのけた。あたくしは呆れてモノも言えない。


そうカンタンに、うつ病にされては困るが、
ラクに生活ができるのならば、この際アコギになるのも1つの手かもしれない。
あたくしは、今回の処方で、漢方を取り消してパキシルにしたにも拘わらず
また金額が跳ね上がった領収書を眺めながら、
次回、ハンコを持参するか否かで、相当悩んでいる。

そして。もう1つの悩みどころは・・・・。

早くしないと、また動悸が激しくなって大変だ。
同じ院内で注射をうってもらってから、受ける診察に
今、すごく心ときめいているのである。

あさみ


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