2006年03月06日(月)
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忘れていましたが、当選の通知が来たんです! |
1〜2週間くらい前だっただろうか。 件の保険会社のとある窓口から電話がかかってきた。
資料請求をしたのはいいけれど、ホントに死ぬほどのコースやプランが乱立していて、 一体どれで検討したらいいのかさっぱりわからず、一応、知人の話を参考にさせて頂いたり、 自分らでも、予算やら、本当に重きを置きたい保障やらを考えて、 絞ってはみたんだけど、絞りきれず・・・・。 こりゃ、マジで「プロ」の話をじっくりと聞いてみた方がいいかもしれない・・・・と思い始めていた矢先、 「あのぉ・・・・まだですかぁ・・・・?」みたいな感じで電話があったのである(苦笑)。
こちらも、押し売りされたならば突っぱねるところ、自分から、「教えて♪教えて♪」と 聞いてしまった手前、何となく申し訳ないような気がして、 あぅ・・・・すみませんねぇ・・・・なんてふうに思ってたわけなんですけどね。
「こちら、ア●コジャパンの担当:△△と申します。ぷよ2様はご在宅でしょうか?」
「いえ、まだ帰りませんが。」
・・・・・・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・。
別に揚げ足をとろうなんて思ってませんが、反射的に感じたことを書いておこうと思います(笑)。 平日の昼下がり。 例えば、午後2時〜3時くらいに自宅の電話にかけて、一家の主(男性)がその電話に出るなんて、 それは、一家の主が学生か、失業中か、主夫か、自営業かのどれかで、 資料請求をした際に色々と質問されているだろうという前提を踏まえると、 全く以て、おかしな「問いかけ」ということになる。 でも、この狭いように見えて広い日本のどこかには、 やっぱりそういう人が少なからず「いる」という、そういう可能性をはらんでいるのだろう。 奇しくも、そういう「奇特な人」区分に、わが家が入れられてしまった、面白い運命に乾杯♪
自営業ならともかく、学生・失業中・主夫が積極的に医療保険、死亡保険の資料を欲しがるなんて やっぱり少し貨幣価値感覚がズレているとしか思えないわけで(笑)。 しかし、世の中には、別に世帯主が男性でなければいけないという法もないし、 実際に、両方が外に働きに出ているお家は沢山あるし、 いうなら、妻の方が働きに出て、きちんと扶持を稼いでくる一方、夫が家の中を万事支えるお家もある。 ただ、「そういうスタイルもあるよ♪」と提唱はされつつも、 やっぱり男たちのプライドは山よりも高いのか、一番最後の例なんかは、まだまだマイノリティである。 面白いのは、この会社のTVCMがどういう時間帯に集中してやっているかというと、 明らかに「主婦層」をターゲットにした時間帯なのだ。 まだ、亭主や子供が家にいそうな、朝8時くらいまでは、保険のCMを流しても 忙しすぎてスルーされてしまうのがオチなのか、ワイドショー的な番組の提供にも なかなか差し込まれない。 ところが。 これが8:30〜9:00に差し掛かり、それ以降くらいの時間帯になると、 俄然、垂れ流し状態になるのである(笑)。 特に女性は、家事をしながらでもテレビからの情報をきちんと処理できる能力に長けているので、 テレビをつけっぱなしていると、物凄く効果的な頻度でCMが流れてくるのがよくわかる。 これはこのくらいの時間帯から、正午前後、そして15:00くらいまで延々と続き、 この時間帯にテレビを眺めていられるのは、ずっと家にいる主婦か、 やはり、ずっと家にいる仕事を退いた人々(男性)。 そして、こういう人たちは実入りがないので、少ない額である程度の保障がつく「保険」が どうしても必要になってくるのである。
すげぇなぁ・・・・。ア●コ、めっちゃ頭のいいやり方かもなぁ・・・・。 ピンポイントで、需要のありそうなところに、もっとも効果的な情報を落としていくんだもんなぁ。 ゴールデンプライムのCMだと広告料も高くつくけれど、深夜に次いで安い時間帯だし、 意外と見ている人が多いっていうのもあるし。
そんなわが家は、平日の昼間でも堂々と会社が休みになるぷよ2がいて、 その彼が、先述した「主婦層が拾ってくる情報」にうまく触れているかというと、 コレがなかなかそうもいかない(苦笑)。 なぜなら、起きている間は、ずっとPS2三昧なので、テレビを見ていないことになるから。 無論、平日の昼間に、彼が夢中になるような面白い番組なんかやっているわけがなく、 こっちも、そういうのを無理してでも見ろと言っているわけではないのだけれど、 それでもあたくしが思うのは、
「ゲームで画面を占領するなら、よっぽど他の番組をつけておいてくれた方が 画面は見られなくても、音として様々な情報が入ってくるので、 台所をやりながらとかでも効率的に情報収集できるから、 本当にゲームがやりたいのならば、まるっきり1人の状態の時のみにしてくれ。」
と、こんな感じになるのである。 ヤツがいると、ニュースすらも流しておけないという環境になり、それはそれですごくストレスになっている というのに、最近、自分でもようやく気づけたのである。 そもそも、よっぽどめちゃくちゃ興味のあること以外、朝〜昼、夕方のニュースや情報番組を 録画してまで見るようなことはまずないわけだし、録画した時点で「ニュース」ではなくなる。 そうだなぁ・・・・よっぽど夕飯のおかずに困った時に、料理コーナーのレシピを 刹那的に録画して、後でメモ代わりに見る程度のことはするかもしれないけれど、 それだってしょっちゅうやるわけじゃない・・・・月に1回もない。
・・・・そうか。 ぷよ2が休みのたびに、ものすごいストレスになっていたのは いつも入ってくるはずの情報を、ヤツに遮断されていたことに起因するんだなぁ。 今度から、そのストレスの芽を予め摘んでおくことにしよう♪ ア●コのおかげで、1つ、ラクになれた気がするよ(爆笑)。
さてさて。 別にあたくしが面倒がっていたわけじゃないんだけど、 「せめてオノレの生活環境に、もっと自覚と認識と責任をもたんかいっ!!」 というあたくしの思惑から、保険の資料請求はぷよ2にさせることにした。 今の自分の就業状態、年収、健康状態、自分のみならずあたくしのこともきちんと把握して、 それを第三者に伝えて、それに則した保障の資料を送ってもらうという作業は とにかく刹那主義すぎるヤツの脳みそを、リセットして少々活性化させるには丁度いいと思ったのもある。 あたくしがあれこれ質問しても、いつだって
「あれ・・・・どうだっけか?」
と、自分のことなのに、本当に要領を得ないのである。 収入や税のこと、健康保険や年金の控除額に関しても、ほとんどわからない状態で、 よくそんな会社に勤めていられるよなぁ・・・・と、他方では感心する。 あたくしだったら、自分の給料を捻出する会社に何かひとつでも不審な点があったら、 物凄く怖いので、絶対その日のうちに明らかにするけどなぁ。 (そういうのが影響して、かつては養成所付設の事務所から逃げたようなもんだし(苦笑))
でも、世の中はそういう亭主に対してすごく寛大というか、何というか(笑)。 やっぱり、専業主婦が家にいる家庭では、夫が何にも乱されず集中して働いていればそれでいいっていう そういう風潮があるんだろうなぁ。 諦めた妻たちが、家の中での管理の手を強めることで何とか均衡を保っているというのが普通らしい。 こういう保険の問い合わせをするのは、バリバリ働いている夫ではなく、 バリバリ働いている夫がポックリ動かなくなったらどうするかを危惧する、妻たちというのが圧倒的らしい。 そして、夫たちは自分の知らない間に、自分に保険がかけられてた・・・・なんていう例も 決して珍しい話ではないのだ(笑)。 世のお父さん方・・・・平日の昼間にもし、テレビを見ることがあったら、 CMも寸分もらさず見ておくといいですよ。 世の中には、ビックリするような情報が氾濫していて、 あなたの奥さんも、少なからずともそういうのに影響されたりしながら、人生設計している可能性だって 決して低くないんですから。
あたくしがわざわざぷよ2に問い合わせをさせたのは、 このまま放っておけば、ほぼ確実に「俺は仕事一所懸命やっていただけなのに・・・・」と 何の自覚もないまま罪をどんどん重ねていきそうな気がしたから。 早い時期に「保険」というアイテムを自分の目の前に置いておけば、あの刹那主義ヤロウも 少しは先々のことを考えるようになるかもしれない・・・・そういうのもあって。 あたくしの思惑は、適度に功を奏し始め、先日も早速、将来の不安を口にしたので 作戦はまずまず、成功の方向に向かっているみたいだ。
話がかなり脱線したけれど、ア●コの人からの電話は、意外な方向へ展開したんでした。
「奥様でいらっしゃいますか?」
「(悔しいけど(謎))ハイ、そうですが。」
「あの、このたび、ぷよ2様の方から弊社に資料を請求して頂いたのですが・・・・」
「(まぁそもそもあたくしが電話させたようなものなので)ハイ、存じております。只今検討中でして・・・・。」
「そうですか♪ 実はですね、このたびお電話を差し上げましたのは・・・・」
勇み足で契約してたら、こういう嬉しいニュースがなかったかもしれないと思うと、 人生、やっぱりある程度じらすっつうのも、必要な手立てなのかもしれんなぁ・・・・(しみじみ) と、よくわかんないベクトルで、異様に納得してしまった。
「住所の確認をしていただきたいのですが・・・・こちらでよろしかったでしょうか?」
「ハイ♪ 間違いございません。」
「それでは、カタログは1〜2週間中にお届けにあがれると思いますので、 どうぞご利用くださいませ。これからも弊社をよろしくお願いいたしますm(_ _)m」
と、こんな感じで電話は切れた。 ・・・・う〜ん( ̄¬ ̄)♪ やっぱ、保険に入ったほうがいいかもな(大爆笑)。
そして、つい先日。 このカタログが届いた。 そんなにご大層なものを想像していたわけではないけれど、それでも、コレがタダでもらえるのか♪ と思うと、ちょいと豪華なラインアップに、あたくしはそれだけで大満足(笑)。 現在、自分がダイエット中だということを一瞬忘れて、食い入るようにカタログに見入っていた(爆)。
「うきょ〜〜〜っ♪♪ コレ、普段だったら絶対、このソーセージセットとかを 速攻で頼んでしまいそうなんだけど〜〜っ♪♪ う〜む・・・・塩が怖い、カロリーも怖い・・・・( ̄∇ ̄;)」
「夕雅先生の好きなもの頼めばいいよ。いくつか選んどけば?」
「見てるだけで幸せ〜〜〜♪♪ つか、見てるだけが一番害がない〜〜〜♪♪」
「( ̄∇ ̄;)( ̄∇ ̄;)( ̄∇ ̄;)」
「肉とか魚とかは実家に頼めばいくらでももってきてくれるからさぁ。 逆にありがたみがないよね・・・・。 例えば、こういう高級なフルーツとか、あ♪この『讃岐うどん 生めんセット』とか、 普段、『食べたいけど買わないモノ』がいいよねっ(●⌒∇⌒●)」
「おぉ〜♪ うどんはいいなぁ♪ お♪ ラーメンもいいなぁ♪」
「( ̄¬ ̄) ジュル・・・・」
「( ̄¬ ̄) ジュル・・・・」
おい、おまいら・・・・確実に保険のことを忘れてるだろう・・・・?( ̄∇ ̄;) うん、あたくしは少なくとも一瞬、忘れたよ(爆)。 (あたくしがそうだっつうことは、ぷよ2は恐らく確実に・・・・) ・・・・そいでもなぁ。このカタログからモノを頼むのは、せめてぷよ2のプランが確定してからだろうな。 そうじゃないと、あたくしまで浮かれて、本分のことを忘れてしまいそうでコワイから(苦笑)。 あたくしが浮かれてしまうと、わが家はたちまち根無し草状態になってしまうので、 きちんとすべきところはきちんとしてから、浮かれねば(あはは・・・・)。
病気や怪我のことを心配しだしたらキリないし、病気や怪我やまして死亡を期待しているわけでもないけど このあたくしが、保険のことを考え始めたというこの現実の方が奇妙で(笑)、 ぷよ2のことを哂えないくらいに刹那主義だったあたくしも、 ついにヤキが回ったかなぁ・・・・と思わずにはいられないのである。 まぁ、オンナとして無鉄砲が許されるのは、せいぜい25歳まで・・・・限界20代までで、 後は自己責任というか、無鉄砲でいてもいいけれど、社会の迷惑になりやすいよなぁ・・・・などと 思うようになってしまったとこなんか、ホントにヤキが回ったなぁと思う。 いや、何もみそじになると体力的な問題で瞬発力がなくなるわけじゃなくて、 そして、社会的な体裁で無茶できなくなるわけでもなくて、 何が行く手を阻むかというと、恐らくは、自分の中での美意識なんだろうなぁ・・・・と思うことがある。 大体、人間を30年もやってきて、何も学習しないようなままで大丈夫なんだろうか??という疑念が バカをやるのに邪魔になるのかもしれない。
一番いいのは、バカをやる場所をきちんと持っていられることかも。 男でも女でも、いい年齢の重ね方をして、いつまで経っても若々しく、 子供のように邪気のない笑顔ではしゃげる人がいるけれど、 あぁいう人たちは、どこか一部分でとても自制していて、ある意味ですごくきちんとしている場合が多い。 自制も知らず、ただ理想だけで無鉄砲を貫く、大人の皮を着た子供ではなく そういう大人でありたいと、常々思う。 ヤキが回ってしまったのは、時間の流れで仕方のないこととしても、だ。 せめて、悪くない時間の流れ方をさせられるように、自分で指針をハッキリさせたいもんだなと思う。
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