2006年05月22日(月)
才能なき2人の勇者による、小さな小さな奮闘記(1)


お掃除&お片付け&整理整頓が滅法苦手な、アサミンジャーぷよ2( ̄∇ ̄;)
いくら、喰うに困らぬだけの稼ぎを捻出できるようになっても、
日々の献立のレパートリーが次々に増えていっても、
生活そのものや余暇を楽しむための家電や嗜好品を余裕を持って買えるようになっても、
器用に、散らかった空間を行き来してそれなりに便利に暮らせるようになっても、
「2人とも」が揃いも揃って、「お掃除苦手です( ̄^ ̄)」というこの状況は、
人間らしく生活するにあたって、かなりのハンディがあるとあたくしは思っていた(苦笑)。


自分とぷよ2を比べてどうこう・・・・というマネこそアホらしいんだけど、
あたくし自身も相当だと思っているそれ以上に、ぷよ2のモノグサ加減たるやかなりのレベルで、
それがどのくらいかというと、こんなどうしようもないヨメが苦言を呈して、あれこれ言うにもかかわらず
ここに越してきて以来、1回も梱包を解いていない段ボール箱がまだ3つも4つもある有様( ̄□ ̄;)!!
・・・・という、正に超ド級( ̄∇ ̄;) どうしようもなさ日本一( ̄∇ ̄;) そんな感じである。


どうしようもなさ日本2位くらいのレベルのあたくしが、本当に痺れを切らし、呆れて、

「これ以上放置するなら、捨てる!!」

と言い出しても、それでも片付かないのだから、1位と2位との間にとんでもないディスタンスがある。


そんなぷよ2に最近来した変化といえば。
(1)PS2で遊んだ後は、ちゃんと(テレビの)ラックに片付けるようになった。
(2)毎日ではないものの、自分が休みの日は自発的にお風呂掃除をやるようになった。

大々的な変化なのである(笑)。コレだけでもあたくしの日常的なストレスは本当に軽減され、
嗚呼、非常にありがたい・・・・と、人間らしい感謝の念まで沸いてくる。
・・・・わかってるよ。
行動そのものは、5歳児が身に着けるべきレベルであるということくらい(苦笑)。
でも、やらなかったことをやるようになる、できなかったことができるようになるっていう変化は、
5歳児でも、30歳成人男子でも、同じように認めてやらねばなるまい。
もうコレは、認める側の人間もあまりに低レベルなため(爆)、そんなことでも嬉しかったりするのである。

それまでときたら、深夜早朝まで一頻りゲームで遊んだ後はやりっぱなし、出しっぱなしが当たり前。
片付けろなどと言うヒマすらこちらに与えてもらえないほど、日中もゲーム三昧。
それこそ食事や入浴の時くらい片付ければいいのに、それすらせず、常に床に転がしてある状態だった。

浴室にしたって、使用するのはあたくしだけじゃなくて自分も使うのに、無頓着、放置。
言えばやってくれたものの、どのくらいの頻度で掃除したものかの想像すらつかなかったようで、
湯垢がつこうがカビに襲われようが、自分ではどうしていいのかわからなかったらしい。


こんなどうしようもないオトコが、どのような経緯で変貌を遂げたのかというと(笑)。


PS2の件は、あたくしがキレる以前に、真剣に警告を出したのが効いたようだ。

「あのね。片付けないなら片付けないでいいんだけどね。
壊れたからって新しいものを買うためのお金なんて捻出できないんだよ。わかるよね。
で、ちなみに言っておくけど、今日、それ踏みそうになった。
で、ちなみに言っておくけど、あたしがそれを踏んで壊したところで、弁償はしない。
ましてやPS3を買う口実になんか絶対させないよ。
片付けない方が悪いってことくらい、いくらぷよ2先生でもわかるよね。
その床からラックに入れる手間くらい、自分が一番よくわかってると思うけど・・・・。」


あたくしが片付けたっていい。そんな手間は何ぼのものでもない。
だけど・・・・そういう問題でもないと思うわけ。
壊されるのがよっぽど堪えると思ったのか、それ以来、出しっぱなしにすることが確実に減った。
たまに忘れてしまうこともあるみたいだけど、そういう時は本当に申し訳なさそうにして、
あたくしに気付かれないようにコッソリと片付けるようになったから、すごい進歩だと思う。
そして、あたくしは思うのだ。
傲慢に出しっぱなしにして、こちらが苦言を呈してから渋々片付けるのと、
ちょっと失敗しちゃった・・・・と気恥ずかしそうに背中を丸め、自発的に片付けるのと、
動作そのものはそんなに変わりはしないのに、後者の方が、愛嬌も哀愁もあって非常に好ましい、と。
小さな失敗を許せる時と許せない時があって、どうしてそんなにも気分的な落差があるんだろう、と
あたくし自身もすごく不思議だったんだけれど、
許せる時には失敗した当人の自覚が伝わってくるんだということに気付かされた。


お風呂は・・・・。
まぁ、とある事情であたくしが掃除の体勢をとるのが非常に困難になってきたのをきちんと把握して、
きっと、「嗚呼、コレはこの家庭の中で自分がやるべき作業なんだな。」という自覚が
自然に芽生えたんだと思う。
お風呂を掃除するだけで、「いい夫」になれるならそんなスゴイことはないんだけれど、
それでも、あたくしが水を向ける前に自分で気付いて、ちゃんとやるってことが
何となく嬉しかったりして。
今まで、家の中においてそういう出来事がほぼ皆無だったんだ・・・・という凄い真実に気付かされて、
あたくしは眩暈を覚えたりもしたんだけど、皆無のまま何十年も過ごす夫婦もいるんだから
そういう人々に比べたら、わが家は平和で幸せなんだろうな・・・・そう思った。


問題は、こういうスタートをやっと切ることができた「今後」なのである。
勿論、この現状をきちんと維持していくのだって、結構大変だったりする。
それはあたくしとて、よくわかっている。
だけど、せっかく助走が上手につけられたのに、このままただ維持するだけで放っておく方もない。
わが家にはそれこそ課題だけはいつでも山積みで、
何でも1人でやってしまおうとする悪い癖のあるあたくしが家にいるというだけで、
その課題が片付けられず滞りがちになっているという、非常な悪循環まで抱えている( ̄∇ ̄;)


あたくしは、押入れの中で余分な空間を侵食して、収納としての機能の邪魔ばかりしている
ぷよ2の未開封の段ボール箱に見切りをつけて、遂に始動しようとした。
案の定、待ったがかかった(爆)。


「捨てられたくなかったら、きちんと開封して箱を1つでも減らす努力をしてよ。」

「でもコレ・・・・出したところで、どこに設置すればいいの?」



呆れた。
あたくしは知っているんだ。
ダンボールの中身が、彼の愛機Mac本体と周辺機器の数々だっていうことくらい。
そして、結婚してここに入居が決まり、引越し荷物として搬入された時に、


「今はまだ散らかってるから、片付いてから改めて設置するわ。」


などと言い訳して、以来、2年半。開封どころか押入れから一切出そうともせずに今日まで来たことを。
そして、引越しの時にあたくしは見ている。
この箱の内部は、業者の作業行程上、無駄な隙間が沢山あって、
とてもじゃないけれど、搬入時のまま収納していたら空間の無駄遣いであるということを。
この機会を逃すと、これら荷物はずっと手付かず。それこそ10年でも20年でもこのままであろう。
10年20年というのも決して大げさな話ではない。
ユーザーならわかるだろうけれど、Winと違ってMacはそのくらい長生きして当然の造りをしているので
誰も簡単に捨てようとはしない。
・・・・あたくしが思うに、そこまで長生きするのはメンテナンスが行き届いている場合だけであって、
多分、わが家でのさばっている未使用のMacは、2年以上通電もせず、埃も除去せず、
ただ箱の中で眠っていたので、恐らく次に起動させる際には、期待するような働きはしないと思う(苦笑)。


「設置?? 誰もそんなことを頼んどるわけやないよ。
どうでもいいけど、箱の中身を少しでも確認したの?? きちんと収納するための梱包をすれば、
半分に減らせる。それをやってほしいの。」


「( ̄∇ ̄;)・・・・ハイ。」



何も、彼の空間侵食はMacだけではなく、PS用の周辺機器であるとか、
一体どんなルートで入手したのか問いただしたい、今は誰も使っていない通販の戦利品であるとか、
もうとにかく、今の生活にはほとんど何の役にも立っていないものばかりが
捨てられることもなく、大きな顔をして押入れを確実に占領しているのだ。
動かそうにも、どこに要不要のボーダーが存在するのかわからないので、
あたくし一人ではどうにもならなかったものばかりだ。


そして、何も押入れの中には彼の持ち物だけではなく、あたくしの物も収納されている。
そして、いくら片付けるのが苦手だからといって、押入れの中に「ゴミ」は「収納」しない(笑)。
ゴミは大概、外に出ているものだ(コラコラ)。・・・・それで部屋を散らかしていく( ̄∇ ̄;)
しかしいくらあたくしでも、しまいこんで見えなくなるようにするほど愚かしくはない。
ココが1位と2位の違いだったりする(爆)。
首席の凄いところは、自分で「必要」と判断して別の箱に分類しておいたものが、
10分後の判断で「不要」になる可能性があるところだ!!
この信じられないほど効率の悪い作業を、かなり本気で遂行しているので
一方的に責めるのが気の毒なのだ。
この計算でいくと、10分後に「不要」になる可能性のあるものたちが
1年2年と放置されるのは極々当然のことでもあり、もうそういうのは「才能」の領域の問題なので、
苦言を呈する気にもなれない(笑)。
押入れの中からは、あたくしが目にした瞬間に「処分したら?」と水を向けても
「まだ使うかもしれないから」と猶予をもらったハズの品々が次々と現れ、
そしてその大半がゴミになっていった。
・・・・一体、今までコイツラに侵食されていた空間って何だったんだろう?
あたくしは自分にもほとほとこのような見極めの才能がなくて、困ってしまうことが度々あったけれど、
その才能がない上に、自覚もない、わが家の「王者」みたいな人間は、
困ることすらなくて、本当に幸せだよな・・・・と一気に羨ましくなる次第なのである(笑)。


いらないものを次々と引っ張り出し、必要なものを改めて突っ込み直し、
その間に、新たな収納スペースを部屋の片隅に作ったり、そのスペースに物を片付けたり・・・・
2人の才能なき勇者は、この日、才能がないなりにきちんと働いていた(笑)。


「今までゴメンなぁ・・・・こんなにも大変やとは思わんかった。
・・・・コレはちょっとひどいよなぁ。迷惑かけたなぁ。」


「あたしも人のことを言えんけど、ぷよ2先生はちょっと溜め込みすぎかもね(笑)。
まぁ、今日の分は今までサボりすぎたツケだわねぇ(苦笑)。」


「こんなに(箱が)減るとは思わんかった( ̄∇ ̄;)」



( ̄∇ ̄;)
さすが首席・・・・。自分の荷物の総体積の予測すらついていなかったとは・・・・。
ある意味、天晴れかも。
まるっきり自覚できてなかったんだから、今までやらなかったのも無理ないわよね。
何だか奇妙な納得をしてしまったあたくし・・・・。
普段だったら凄く腹立たしいけれど、今日はあたくしもぷよ2も頑張ったから、
何に腹を立てるでもない(笑)。


しかし、今日改めてわかったこともある。
首席クラスは一体、どのくらい追い詰められればその腰を上げるに至るのか??・・・・ということ。
あたくしが、やいやい言ったり唆したり、捨てるぞと脅迫したり・・・・なんてことくらいじゃ
反応すらしなかったぷよ2に与えるべきだったのは、
到底逃げ果せることが不可能な確固たるタイムリミットと、それに伴う重い重責だったようだ(苦笑)。

↑コレはさすがに逃げられませんよ(笑)


「このくらいまで追い詰められないと動かないんだもんなぁ。
普段やらないはずだよね(笑)。」


「あははは・・・・。」

「でも、まぁ、やってくれたからいいや。助かった♪ 助かった♪
ありがと♪ ありがと♪」



押入れを片付けただけで、この2人の冒険譚が終わるわけなどなく・・・・。
次の日には、あたくしが普段使っている愛機・ヴィヴィアンちゃんを大々的に移動させ、
加えて、リビングの棚や電話台のお引越しもする予定。
それも多分1日で終わるとは、あたくし自身は思ってなくて(笑)、
大きな動きこそ1日で済ませようとは考えているけれど、床を磨いたり、細かい整理整頓なんかは
向こう1週間、きっと丸々かけても終わらないんだろうなぁ( ̄∇ ̄;)と、
首席と違って、きちんと予測「だけ」はできるアサミンジャー
だけど、恨み言は言うまい(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)
以前と違って、才能がないなりに手や力をきちんと貸してくれるようになった伴侶に、
以前と違って、才能がないなりに「予測」できるようになった自分(爆)。
「まぁ、いいや♪」が許される範囲とそうでない範囲があるんだということがちゃんとわかってきて、
加えて、シビアなタイムリミットにさらされつつも、ちょっとはマシで人間らしい生活が
これから始められますように・・・・と、コレでも必死に努力してんだから(苦笑)。

そんなわけで、「才能なき2人の勇者による、小さな小さな奮闘記(2)」につづく〜。 

あさみ


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