赤睫毛
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折角あなたの目を見れるようになったのに
折角あなたに触れられるようになったのに
時間と
天候と
残酷だった。
終らない愛を込めて。
身体は正直で
胃薬と熊の胆を飲む。
暑かった。
痛かった。
眩しかった。
これからどうなってゆくんでしょうか。
しょーこちゃんもうだめみたいやくそくまもれそうにないよだってまだなんだよ
大きな大きな渦に飲み込まれてゆくような
不安
先は い。
今 か?
今 か?
今 か?
久しぶりに
悪い癖
が出てきそうで
頑張って必死に堪えてます。
皺寄せは大きくて
偽善者計画大失敗。
誰か何か言って。
かくして
あおいで
なんか
なきそう
。
風の来ない窓側は
五月蝿い光が差しこんで
白い服の下では汗が流れる
こんなにも暑いのに
少しも動けなくて
声も出せなくて
悲しくて
口惜しくて
一瞬
涙が出そうになった
腹が熱い。
喉が渇いた。
頭が重い。
視界が曇る。
肩が痛い。
指が痺れる。
胸が苦しい。
息が上手くできない。
汗が噴出す。
瞼が落ちる。
爪。
切らなくちゃ。
胃薬と頭痛薬と熊の胆。
またまた薬漬の日々。
いい加減
癖
治そ。
人間は脆い。
心も
気持ちも
脆いでしょ?
だから
絶対
がない。
云ったって
結局
虚言になって
恨まれてしまう。
あたしが
前に進めないのも
目を瞑ったままでいるのも
現実逃避。
目の前の幸せが壊れるのを凝視する勇気がないから。
落胆の日々。
あ て愛 い う?
今度はもう
立ち直れないよ。
今度はもう
溢れちゃうよ。
ちょっと休憩。
息が続かないの。
ちょっとだけ。
久しぶりに
大音量の音楽の中
泣いた。
もう
ダメかもしれない。
何をしていても歌が流れているのは 証拠。
あたしは なんだろうな。
信じる者は救われる。
でも
もし が救われたら?
あたしは救われない?
奇跡って何?
あの人も
あの人も
私に気付いているのでしょうか。
あんなに涙を流して決意したのに 。
遠ざかってゆく景色
風に吹かれた雨
赤く腫れた白い腕
切断された細い糸
肩越しに見た月を
もう一度見たいと
あの場所へ行って
小さな花を摘みましょう
取り繕って。
バカみたい。
正直に云ってしまいたい。
あれは
嘘じゃないけど
あなたにとっては嘘になってしまうでしょ?
3年前に書いた言葉が
現在になっても変わらない。
あたしはそんなにも成長してないんだろうか。
ねぇ。ハルカ。
あたしはまだあなたを忘れられないまま。
将に
invisible
目に見えない人を好きになったり
目に見えない人と友情を育むのは
目に見えないからなんだろうか。
実際。ネットで出会う全ての人の顔が明らかになっていたら。
好きになったり
友達になるのは
また別の人なんだろうか。