最近聴き比べCDを編集するのが楽しい私。 先日はテンペストを編集。 で、今回は題名になっているエリーゼのために。
ブレンデル・仲道郁代・ギーゼキング・ケンプの演奏です。 ブレンデルと仲道郁代は、かなりゆったりしたテンポ。 ギーゼキングはこの中で一番速いテンポだけれど、 たぶんみんなが持っているエリーゼのためにのテンポ感よりちょっと速いくらい。 ケンプは、その中間くらいのテンポ。
テンポ設定だけでもこれだけいろいろあるわけだけど、 表情のつけ方などは、ほんと千差万別。 その中にあって、仲道郁代の演奏はちょっとさびしかったな。 ありきたりの演奏・・というか、教科書的というか・・・、 発表会で子どもが演奏するだろう演奏のお手本といった感じ。
他の3名は、それぞれ個性が光ってマシタ。 共通しているのは構成感がしっかりしていること。 場面の切り替わりがすごくはっきりしていて、心地がいい♪ またひとつひとつのフレーズが、とっても生き生きしていて。
誰もが弾いたことのある、 そしてクラシック音楽を知らない人も、この曲は知ってる・・・・ それくらいの名曲。
う〜〜ん。 こういう曲を改めて勉強しなおすのもよいかもしれない。 私だったら、どんな風に演奏するだろうか・・・。 遊びで弾いたことしかない曲なので、興味津々。 本気で取り組んでみたら面白いかも。
ちなみに、私はギーゼキングの演奏が気に入りました。 あ、でもブレンデルも捨て難いかなぁ〜〜。 ブレンデルのテンペストはそれほど好きになれなかったのだけど、 この曲の演奏は好き。 テンペストは3名分しか作成できなくて、 ブレンデル・グールド・シュナーベルの聴き比べでした。 私はシュナーベルが好みのようで、もうたまりませんっ。(笑)
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