想い出の樹

2003年08月19日(火) エリーゼのために

最近聴き比べCDを編集するのが楽しい私。
先日はテンペストを編集。
で、今回は題名になっているエリーゼのために。

ブレンデル・仲道郁代・ギーゼキング・ケンプの演奏です。
ブレンデルと仲道郁代は、かなりゆったりしたテンポ。
ギーゼキングはこの中で一番速いテンポだけれど、
たぶんみんなが持っているエリーゼのためにのテンポ感よりちょっと速いくらい。
ケンプは、その中間くらいのテンポ。

テンポ設定だけでもこれだけいろいろあるわけだけど、
表情のつけ方などは、ほんと千差万別。
その中にあって、仲道郁代の演奏はちょっとさびしかったな。
ありきたりの演奏・・というか、教科書的というか・・・、
発表会で子どもが演奏するだろう演奏のお手本といった感じ。

他の3名は、それぞれ個性が光ってマシタ。
共通しているのは構成感がしっかりしていること。
場面の切り替わりがすごくはっきりしていて、心地がいい♪
またひとつひとつのフレーズが、とっても生き生きしていて。

誰もが弾いたことのある、
そしてクラシック音楽を知らない人も、この曲は知ってる・・・・
それくらいの名曲。

う〜〜ん。
こういう曲を改めて勉強しなおすのもよいかもしれない。
私だったら、どんな風に演奏するだろうか・・・。
遊びで弾いたことしかない曲なので、興味津々。
本気で取り組んでみたら面白いかも。

ちなみに、私はギーゼキングの演奏が気に入りました。
あ、でもブレンデルも捨て難いかなぁ〜〜。
ブレンデルのテンペストはそれほど好きになれなかったのだけど、
この曲の演奏は好き。
テンペストは3名分しか作成できなくて、
ブレンデル・グールド・シュナーベルの聴き比べでした。
私はシュナーベルが好みのようで、もうたまりませんっ。(笑)


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中嶋 [HOMEPAGE]

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