想い出の樹

2003年08月20日(水) 世代の違い

この夏休み、読書に熱中している私。
久々の読書はとても楽しいもので。。。
私って、本当に波があるのです。
活字なんて見たくもない・・・という時期と、
重い活字症候群にかかっちゃう時期。
今は後者のようで、最近読んでいなかったミステリーなど、
ただ楽しむだけ・・・が目的の読書に夢中です。

で、久々に阿刀田高の本を購入し読んでいます。
彼の本は、10代後半から20代前半の頃に夢中になり、
ここのところずっと遠ざかっていたのでした。

久々に読んで思ったこと。
主人公が30代前半なのに、どうもピンとこない。(笑)
私も31才。でも同じ世代に感じない・・・。
これは、私よりずっと年上の著者が書いているからなのかな。
それとも、私が普通の30代より精神年齢が幼いのか?!(^_^;)
宮部みゆきの主人公の場合、そんなこと感じないのだから、
ま、精神年齢が普通より幼いというのは・・・ない・・よね?(笑)

どうも、物の考え方とか思考回路が、
阿刀田高の主人公は、随分古い・・・。
30代の主人公・・・どうしても思い浮かぶのは50代の人物。。。(^_^;)
時代が変わると同じ世代でも、思考回路がずいぶんと変わるものなのだなぁと、
思わずしみじみしてしまったのでした。
う〜〜ん。女性にとっては今の方が生きやすいな。(爆)
特に私のような、なんちゃって主婦は・・・。

ま、彼の本はミステリーそのものが面白いので、
そんなことそれほど気にせず楽しめちゃうのですが。
宮部みゆきを読んだ後だから、尚更それを感じてしまったのデシタ。

ところで、最近読んでめちゃくちゃ面白かった本。
コナン・ドイルの「失われた世界」です。
やっぱり後世まで残る本っていうのは、文章がいいですね〜。
もちろん訳者の実力にもよるのでしょうが・・・。
直前にラブ・サスペンスを読んで楽しんでいたのですが、
コナン・ドイルの本を読み始めて、
サスペンスの文章がどれほど稚拙なものだったか、思い知らされました。
あ、この本も面白かったんですよ。
私は彼女の「発想」が好きで、好んで読んでいる著者の一人なのです。
(S・ブラウン)

今度読もうと思っているのは、19世紀に書かれたSF小説。
ちょっと興味持ちません?


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中嶋 [HOMEPAGE]

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