想い出の樹

2004年02月21日(土) レッスン見学

今日は丸一日とぉっても充実した一日でした♪
午前中は税金のことをいろいろと。
午後からレッスン見学。
その後ロード・オブ・ザ・リングを観ました。
忙しかったけど、楽しい一日だった〜。(^-^)

このレッスン見学。
この日記にも何度か登場している千葉支部のY先生。
順子先生の公開講座をあちらで主催なさった際に、
当日の模様を文章にしてくださった先生で、
メル友とはいえ、実は私よりずっと目上の方。
経験も豊富!実績もあるすごい先生なので、
「いつかレッスン見学させてください〜!」と
お願いしていたのでした。

年長、小2、小3のレベルの高い子ばかりのレッスン。
そりゃ、目玉が飛び出るほどのレベルです。(笑)
コンペで金賞を取っているような子たちなので。
でも、さすがY先生のお人柄。
普通お母様がレッスンに付き添って、
真剣にレッスンを聞いているような場合、
(まるでお母様がレッスンを受けているかのよう!)
子どもは縮こまったりしているものですが、
どこかお母様方にもゆとりが感じられ、
子どもたちも、生き生きのびのびしているのです。
ということで、気持ちよくレッスンを見学することができました。

今回感じたことは「表現力」のレッスンについて。
ピアノ講師を始めたばかりのころ、
「押し付けたくはない」と表現について思っていた私。
でも、しばらくして、
「音で表現するということがどういうことかわからない、
そういう白紙の子に自由に表現してごらんといったところで、
そんなの無理じゃん」と思うようになり。。。。
最近では、もっと弾いてあげたりして耳を育て、
音で表現するということがどういうことなのか、
たくさんの引き出しを作ってあげたい、と思うようになっていました。

しかし、ひとつの曲と対面したときに、
それをとことん仕上げるということがなかなかできない。
音へのこだわりもなかなか伝わらない。
どうやって曲を仕上げるということを伝えていったものか、
コンペに出ている生徒さんたちは、
何故あんなに細部まで神経こまやかに演奏できるのか?
不思議でした。
で、学びたいと思っていたのです。

それが今回いろいろ見えてきました。
Y先生は、よく弾いてあげています。
私も弾いてあげているつもりでしたが、足りない・・・・。
たった1小節の1箇所。
その音のバランスだったり、音色の美しさだったり、
「音が汚い」と思えば、きれいになるまで、
とことんその場で付き合ってあげる。
でも、そこができると他の似たような場所も、
音色に気をつけられたりするんですよね。

音のバランス感覚にしても、リズム感にしても、
拍子感にしても、
私のレッスンよりずっと神経が行届いている。
そう感じました。
私自身の「こだわり」が、まだまだ足りないと感じたのです。
私自身の表現へのこまやかさを、もっと追及していかなければ・・・、
それを強く強く実感させられました。

本当にちょっとしたことなのです。
でも、それで演奏が大きく大きく変わってくる。
私の生徒である程度弾ける子の演奏を聴いたとき、
「あら、いいじゃない。ステキに弾けてるわね。」と思える。
でも、Y先生のところの生徒さんが同じ曲を弾いたとき、
「え?この曲って、こんなにイイ曲なの?」と
明らかに違う。その違う何か・・・が、私の指導に足りない点です。

Y先生の生徒さんのように、
たくさん練習してくる生徒さんは、今のところうちにはいないけれど、
私自身のレッスン内容について、まだまだ見直す点があるということ。
それが見えてきたことがとても嬉しいです。
来週からのレッスンが楽しみだなぁ〜〜〜。
あ、生徒がアップアップしちゃわないように気をつけないと、
こっちばかり熱が入っても・・・・ね。(爆)



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中嶋 [HOMEPAGE]

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