| 2001年08月25日(土) |
お遍路開始(四国巡礼編) |
徳島のフェリーターミナルについたのが午前4時半。 まだ暗いです。夜明けまではあと1時間ちょいってとこかな。 初めての土地をあんまり暗い中でうろつくのもアレなんで徳島港でちょいと待機。 バイクの側でふたたび仮眠を取る事にしました。 コンタクトつけながら寝るつーのはどうにも苦手です。
しばらくして夜が明けてきたのでそのへんぐるぐる周って見る事に。 とりあえず徳島つってどこへ観光するのかまったく思いつかなかったので駅と県庁を見ることに。とりあえずそのへん見とけばその土地に来たんだなぁって実感できるからね。 感想>駅は結構でかかった。県庁は特に感想はなし。普通の建物だ。その他に町並みにはちょっと目を見張るところがあった。マリーナが異常に多いんです。 それこそ県庁から1km圏内ってくらいにマリーナが建ち並んでた気がする。 ちなみにマリーナって中型クラスの船の停泊所です。徳島の感想はこんなもんだったと思う。
つーわけで市内観光を一通りすませた後、お遍路スタートってことで 第一番霊場霊山寺(りょうぜんじ)へ。 到着したのが午前6時半くらいだったかな。 寺は7時から始まるので駐車場でちょいと待機。 だんだんと遍路始めの人が集まってくるのがなかなか風情があった。 やはり老人が多い。あとは子供。20代、30代つーのはやっぱ少ないのかなぁと思いつつ、7時になったので寺に入る。
まずは遍路用品をそろえないと意味がない。白衣と数珠、線香にロウソク、それに納経帳と納め札は必須だ。事前に調べていたよりもかなり安い値段でそろえることが出来た。これらに加えて金剛杖がどうしても欲しかったんだけど残念ながらバイクに積載するのはかなり難儀かなぁと思ったので全部まわってから記念に買うという方向で落ち着いた。
そこの売店で遍路のやり方とかを聞いて始める事に。 基本的には各寺で本堂と大師堂へ行き、それぞれに線香3本とロウソクをお供え、 納め札とお賽銭を納めてお経を唱える、それから納経所へ行って300円支払って 納経帳に記入してもらうというのがお参りの仕方。本堂と大師堂でそれぞれやらなきゃいけないところがちょいと面倒なことではあるんだけれどもまぁしょうがない。
つうわけで準備も整い、お遍路開始です。まずはこの霊山寺(りょうぜんじ)で それらの作法を一通りすませ、次の寺へ。
第二番 極楽寺(ごくらくじ) 1番からはバイクで5分くらい。近いです。 ここで富山から来たというSV650Sに乗ったおっちゃんとちょいと世間話を。 旅の醍醐味ですね。若干オレの方が早く終わったので次の寺へ。 このおっちゃんとは12番の寺までほぼ一緒にまわることになります。
第三番 金泉寺(こんせんじ) 第四番 大日寺(だいにちじ) 第五番 地蔵寺(じぞうじ) 第六番 安楽寺(あんらくじ) 第七番 十楽寺(じゅうらくじ) 第八番 熊谷寺(くまたにじ) 第九番 法輪寺(ほうりんじ)
このへんは何事も泣く通過。9番終えた時点でだいたい昼くらいだったかなぁ。
第十番 切幡寺(きりはたじ) 初めて山の上にあるお寺に遭遇。333段の石段をひたすら登った。 つらかった。汗ダラダラ。SVのおっちゃん曰く、バイクなら頂上の寺のすぐ側までいけたのこと、石段駆け上がった苦労がその一言ですべて吹き飛んだ。
第十一番 藤井寺(ふじいでら) ここも普通に通過
第十二番 焼山寺(しょうさんじ) この日一番の辛さでした。標高が約1000メートル、とりあえずバイクで頂上までいけたものの路面はアスファルトチックなダートっていうんでしょうか。 つぎはぎだらけで路面ボコボコのコンクリートの急斜面をずーっと登ってました。 これで雨だったり暗かったりしたら最悪なんだろうなぁ、歩きの人たちかわいそうだなぁとか思いつつ、この寺をあとに。下りはものすごく怖かった。 ちなみにここでここまで一緒だったSVのおっちゃんと別れる事に。 次の13番にたどり着くまでにえらい時間がかかったのが原因なんだけど。。。
第十三番 大日寺(だいにちじ) 12番からここまでってあんまり距離は離れてないんですがなんか地図が読みにくくて到着するまでに2時間近くかかってしまった。本来なら30分くらいでいけるところらしいんだけどね。おまけに道路沿いにあって民家かなんかと同じように並んでたので見つかりにくかったという事もあった。もうちっと目立てよ、寺。 ここで福岡から来たビラーゴに乗ったおっちゃんと知り合う。
第十四番 常楽寺(じょうらくじ) 第十五番 国分寺(こくぶんじ) ここまで終わった時点で定刻の5時になったので遍路活動はお終いです。 ビラーゴのおっちゃんは徳島市内のユースホステルに行くということなので 市内までナビしてあげました。 オレは家を出てから風呂に入ってなかったのでさすがに風呂に入りたいということで健康センターへ行く事に。徳島には鳴門市にあるということなので片道1時間くらいかけてそこへ向かいました。深夜料金合わせて2300円はけっこう良心的だ。隣人のいびきと遠くから聞こえる親父ドモの話し声に悩ませられつつこの日の活動は終了。
1日走りどおしだったけど北海道に比べてガソリンの減りが少ない。 納経代以外はそんなに出費のでなかった日だったな。
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