| 2001年08月27日(月) |
板についてきたね(四国巡礼編) |
まだ8月だというのに朝起きたら顔がビショビショに濡れてた。 別に何かに感動したとか誰かに襲われたとかそんなんではない。 朝露がひどくてこうなった。露出してたのは顔だけだったのでそれほど大きな被害にはあわなかったんだけどね。 周りを見渡すと車が何台か停まっていてどれも朝7時を待っているようだ。
ちなみにこの時点で午前5時。オレ以外みんな年寄り。 身支度してるとおっちゃんが近寄ってきてコーヒーのお接待をしてくれた。 身も心も暖まる想いだった。 こういうときに人から施しを受けるといい気持ちになれるな。
場所柄かどうかはわからないがこの時とまっていた車の中に四国内のナンバーが一台もなかったのもまたちょっとおもしろかった。室戸岬という四国では一応の観光地のせいかも知れない。特に山口ナンバーのナディアに乗っていた林さん夫妻はこの日だけでなく後々まで縁をすり合わせる事になる。
つーわけで 第二十四番 最御崎寺(ほつみさきじ)
朝っぱらから200段くらいの石段を上る事に。いい運動にはなったが疲れた。 次の寺は室戸市街地にあるのだがガソリンがない。いれようと思いつつスタンドを探してたんだがどこも値段が書いてない。基本的に値段が書いてないスタンドつーのはカナリ怪しいのでなるべくいれないようにしているのだ。
第二十五番 津照寺(しんしょうじ)
津寺とも言うらしい。ここの住職はやたら話し掛けてきた。 一番の寺にはお参りする必要はないということをひたすら強調していた。 通常納経代というのは各寺1度しか納めないものだが1番の場合は一番最初とお礼参りということで2度も納経代を納めるという風習になっている。それが我慢できないらしい。そういわれると一理あるなぁということなのでこれから先道中でいろんな人にこの話題を持ちかけてみた。結局どうしたかはまた後ほど。。。
第二十六番 金剛頂寺(こんごうちょうじ)
普通に通過。 この先27番に向かう途中に道の駅があったので寄ってみた。 道の駅はどこもたいてい9時〜21時前後のところがおおいのであまりに朝早いと開いていない。ちょうどこの辺通過したときが8時45分くらいだったので15分くらいなら待ってもいいかということで駐車場にて待機。スタンプ一つでこんなことするとは。。。後で思い返してみると甚だバカらしく思えるな。 結局9時を10分過ぎるまで待っていたのだが一向に開く気配がなくしょうがないのでそのまま通過。
途中ガソリンをいれた。りったー118円。免許取ってから今までで最高値更新した。バイクでレギュラー満タンつって1500円超えたのは初めてだ。俺の中では話題性抜群なんだけどムカツクことこの上なかった。やはり田舎は駄目だ。
第二十七番 神峯寺(こうのみねじ)
ここも辛かった。雨降ってたら21番の太龍寺並に辛い道のりだっただろう。 寺についてからも石段で200段くらい登った気がする。 幸い?カンカンに晴れてたので汗ダラダラ、息も絶え絶えになりながら納経所に行くと住職さんがジュースの接待をしてくれた。うれしい。 ベンチに座りながら遍路チャリダーの人としばし歓談。 遍路にはまってしまったという彼はこれで3回目、1,2回目は歩きでチャリは今回初めてらしい。遍路を終えたら彼は九州上陸、屋久島まで行くといっていた。 うらやましいなぁ。。。。
第二十八番 大日寺(だいにちじ)
ここでもちょっととち狂った事をやらかした。ここの寺を見つけた後20Km北に道の駅が2つあることを発見。 行った。往復で90分くらいだったか。
第二十九番 国分寺(こくぶんじ) 第三十番 善楽寺(ぜんらくじ) 第三十一番 竹林寺(ちくりんじ)
普通に通過、31番の竹林寺は高知市内の五台山というところの頂上。 市内にあるので観光地になっており遍路だけでなく家族連れやカップルも多かった。たしかに景色がいい。高いところから町を見下ろすと自分がえらくなった気分になるなぁ。昔の人がなぜ城下町を作ったか理解できる気がする。 ここらあたりから団体のバスツアーの人たちとかち合うことになり納経に待たされる時間が多くなった。
第三十二番 禅師峰時(ぜんじぶじ) 第三十三番 雪蹊寺 (せっけいじ)
団体うぜーぞ、時間がなくなるつーの。
第三十四番 種間寺(たねまじ) 今日はココでうちどめ。 33番の時点で4時45分くらいだったのでいけるかどうか微妙だったのだがなんとかここも通過。
これから宿探しなのだが一面田んぼだらけで何もない。。。 ちょっと賭けだが次の寺へ行ってみる事に。次の寺は一応市街地の外れ、何かしら寝袋広げられるような場所はあるだろうということでいってみることにした。
第三十五番 清瀧寺(きよたきじ)
ここも山の上、車でもいけるので道のりはそれほどきつくはなかった。 ついたのは6時過ぎ、当然納経もできるはずもなく途方に暮れてたら通宿みたいなのを発見、寺の人に聞いてみると使ってもよいということだったので遠慮なく使わせてもらう事にした。電源供給と水源補給ができたのは大きい。ここは全て山の湧き水で生活用水をまかなっているということなので水道水でも普通に美味かった。 宿が決まったのでふもとのスーパーまで買出しに。この時間になると値引きシールがアホみたいに張られるので安く済ますにはもってこいだ。 500円で明日の昼食分くらいまでをカバー。
住職さんが蚊取り線香を持ってきてくれた。蚊もおらず心地よく眠れた日だった。 屋根と囲いがあるのはやはり良い。
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