そういうわけで
観てきました「聖石傳説」。 平たく言うと、人形がスーパーカンフーアクションをする正義・友情・勝利のまるでジャンプな映画でした。 とにかくアクションは目が痛くなるくらい凄かったです。 飛んだり、跳ねたり、高速回転したり、爆発したり、炎上したり。 やっぱり中国系はこれか…というか、撮影中、人形何体か壊れたんじゃないだろうか。
で、肝心の萌えるのか萌えないのか(笑)。 結論から言うと、萌えます! 日本人の感覚で言うと、向こうの人形劇スタイルに慣れないと微妙かもしれませんが、シーンは確実に狙ってるとしかいいようがありませんでした。
例えば、主人公には義兄弟の契りを交わした義弟がいます。 ある時、主人公が謀略により友(?)と決闘をするはめになって、戦いの最中に右肩を負傷すると、同時に別の場所でやはり敵と戦っている義弟の右肩も負傷するのです。 (あざとい!) そして、誤解が解けて決闘を中止した主人公が義弟を助けに行くと、そこには時既に遅く、義弟の屍が…。 義弟の屍にすがって泣き崩れる主人公。 (腐女子的に最高の泣き所です) そして、誤解の解けた友(こっちも幼馴染の彼女を亡くしています)と共に悪を倒して万々歳。 しかし、失くしたものは大きかった。 エピローグで、主人公は海辺で義弟の愛用していた琴を撫でながら彼との思い出に浸るのでした。 一緒に船乗ったシーンとか走馬灯のように流れる。 ー終幕ー
これなら台湾同人界で一大ジャンルが築かれちゃうのは分かるな〜と思いました。 こんなのTVシリーズでずっとやられていたんじゃたまりませんよ。 その他色々私的には面白いところもあったので、今後機会があったらTVシリーズも観てみようと思うのでした。フフフ。
上映終わって会場の外には人形本体の展示もあったのですが、これが凄い! 人形劇というと川本さんのNHK三国志なんかを思い浮かべる私ですが、あれよりデカくて迫力満点でした。 普通の人形や最近人気のスーパードルフィーとかにも興味なかった私ですけど、これは欲しいと思いました。 存在感がビシビシ伝わる人形、いいですよ。 でも、台湾行かないと買えませんね…ハハハ。
そして、心残りが一つ。 折角恵比寿ガーデンプレイスまで行ったのに、昨夜時間遅くて映画以外何も見れなかった!おおお…っ。
2006年12月16日(土)
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