きっと どこかで
DiaryINDEX|past|will
昨日の日記にも書いたとおり、私の母方の祖母は小学校の先生だった。だから、というわけでもないが、私の母も、小学校の先生になりたい、と思ったそうだ。でも祖母から反対されたそうだ。
祖母は、仕事もしながら家事育児をこなしてきていたが、元々身体が丈夫でなかったのか、しんどい思いをしていたらしい。そんなことは、自分の娘にはさせたくない、ということで、平凡な(昔でいうところの)家庭の主婦になるように言われたらしい。母は祖母が亡くなる前に、自分には、今いる兄弟以外にも、子供がいたことを知ったらしい。生まれても、仕事をしながらで、昔のこともあり、小さいうちに亡くなってしまったのだそうだ。死が近づいた頃、うわごとのように、亡くなった子供の名前を言っていたそうだ。祖父に聞いてそれが、小さい頃に亡くなった子供の名前だということを知ったそうだ。
仕事自体は、祖母にとって楽しいものだったようだが、家庭では、大変な思いをすることが多かったようだ。そのような思いを自分の娘にはさせたくないと思ったのだろう。
でも、結局母は、高校から就職して、父の転勤のため一度は退職するわけなんだけど、私達子供がある程度大きくなってから、いろんな仕事をしている。それは、保育や教育に関係のあるもので、やはり、自分の親のしていた仕事に近いことをしていたわけだなあと思う。
私自身はと言えば、母がしていたように、子供が生まれたら仕事はやめてしばらく専業主婦になるんだろうなあと就職する前は思っていたのだけど、今の職場の上司が、出産後の職場復帰を勧めてくれ、思いがけずなんだけど、ずっと仕事を続けている状況である。
大学で学んだ事とは全く違う仕事なんだけど、家庭との両立が出来やすいということで続けている仕事である。
|