きっと どこかで
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2004年06月05日(土) |
「光とともに」第8話 |
前にも書いたけど、最近1週間の経つのが早い・・。連ドラの感想を日記に書くようになってからは気が付くともう日にちが経っていたりして。私の場合、毎日PCの電源を入れているわけではないのです。(だから、メールくれても返事が遅かったりするのは、そのせいもあるのです。なので、急ぎの連絡は、電話か携帯の方へってお願いしてます。)
さて、光とともにテレビドラマ、今回は運動会。こういう運動会、障害を持つ子供の親にとって、理想ともいえるかもしれないなあと思ったけど、現実は、そういうわけにはいきません。障害を持っている子供はあくまで少数派なのですから、そうでない多数派の子供に合わせた内容になりますよね。
運動会でまず、ネズミマーチを踊るところ。通常学級の1年生全員が、それぞれの場所に広がったところへ、光くんは、障害児学級担任の先生に手を引かれて、光くんの指定位置のところへ、到着。ネズミマーチが始まる。でも、学校でも家でも練習らしきものをしてなかったのだから(練習をいやがっていたので)踊れるわけはないのだ。でも、身体を揺らしてリズムをとったりということが少し出来ていた。しかし、それも長くは続かず、途中で嫌がるそぶりを見せたため、担任の先生が手を引いて途中で退場。
次にかけっこ。光くんは一人でスタートラインにたつ。旗が振り下ろされて、スタートの合図が出された。なかなかスタートしない光くんに周囲は、疑問を感じている様子。そこを、校長先生のアナウンスでフォローする。そんな中、光くんは、一人で、スタートからゴールまで、ゆっくりではあるけど、行く事が出来た。
そして、この日のもう一人の主役とも言えたのが、同じマンションに住む萌ちゃんという女の子。厳しいお父さんらしく、運動会のかけっこでは、「絶対1等をとれるようにがんばりなさい」と言うが、それが本人にはプレッシャーになってしまって、当日、体調不良を訴える。ねずみマーチの時は、見学をしていた。
でも、かけっこは、走りたい、というので走ったが、途中で転んでしまい、かなり遅れてゴール。
それを見ていた萌ちゃんのお母さんは、萌ちゃんが、転んでも、がんばってゴールしたことを誉める。
光くんは、運動会の競技、予定していたもの(ねずみマーチ、かけっこ)に出れた。それだけでもすごいことだ。かけっこも、歩いてではあるが、ゴールまで行く事が出来た。それもすごいことだ。
普通の人なら出来て当たり前の事、でも光くんにとっては、今まで出来ていなかったことだ。出来るようになったことは、とても素晴らしい事だ。
普通の子供なら出来てあたりまえのことが、障害を持つ子供には出来ないことがある。手足が不自由なら、それは見てはっきりわかることだが、発達障害の場合は、外見上は、一般の方にはわからないことが多い。(私達のように、発達障害の子供などと接する機会が多いと、ぱっと見てわかることもあるけど)
だから、普通の子が出来て当たり前のことが出来るようになっても、障害が軽度の場合は、「やっと出来るようになった」という安堵感のみ、ということがあるかもしれないのだが、そういう時こそ、誉めてあげなくてはならない時。がんばったことを誉めてあげたい。
何かをきっかけに人は変わるものかもしれない。我が子もがんぱって今まで出来なかったことが、少しずつ、出来るようになってきてから、変わってきたように思う。今まで、あまりやる気を見せなかったことへも、がんばろう、という気持ちが出てきているし、今までは出来なくても平気、だったのが、出来ないとくやしい、と思い出したようだ。←それを、うまく利用して、やる気を引き出せたら、と思っているところである。
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