きっと どこかで
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2004年06月06日(日) 映画「機関車先生」先行ロードショー

映画「機関車先生」を観て来た。地元オールロケとかで、全国に先駆けて先行ロードショーをしている。職場で、チケットをもらったので、家族で観に行った。旦那は、見終わった後で「この手の話は弱いなあー」という。泣いてしまったとか・・。子供と一緒に観たので、席が離れていて、泣いていたとは気がつかなかった。ふーん、旦那も以外と、優しいところあるのかなと思った。(いつも、家のテレビではアクションものの映画ばかり見ていることが多いので)私はというと、メロドラマ大好き人間なので、家で一人で見ている時は泣いていることもあるけど、誰かと一緒だとちょっと恥ずかしいかなと思って、こらえていることが多いかな。

あらすじについておおまかに書くと・・。

「葉名島」という瀬戸内海の島(小説上の架空の島)へ、一人の男性教師が臨時教員として赴任してくる。ある事情のために、話すことが出来ない。そんな教師に、子供達は、「口がきけん、口をきかん、機関車先生だ」とアダ名を付ける。でも、話すことは出来ない先生と一緒に過ごすうちに、子供達は、思いやりの気持ちを持つようになっていたり、言葉では直接やりとりできなくても、心を通わすことが出来るということがわかってきたりしてくる。

あんまり書くと、これから映画を観ようと思っている人には、面白みがなくなってしまうのでこのくらいにして・・。

私が感心したのは、話す事が出来ない、この男性教師に対して、周囲の方が、とても自然に接していたことだ。まるで、話せないことなど感じさせないふうだった。男性の方は、表情、しぐさ、ジェスチャー、手話(授業の時は、黒板に書いて)で気持ちや言いたい事を伝えていた。

それにしても、この男性教師、事故により話すことが出来なくなってしまったのだけど、それ以外のことでは、とても優秀な先生だなと思わせるような場面がいくつもあった。心の教育もそうだし、それ以外でも、教材の使い方とか、オルガンや、剣道の竹刀を自分で直してしまったりとか。そこまで出来る人間はそうはいないなあと思った。

ちょっと地味な映画かもしれないけど、感動させられる映画だと思う。

地元以外は、夏休みからのロードショーになるそう。


ライム |MAIL

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