きっと どこかで
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2004年06月22日(火) もう一人の子供について

我が家には、発達障害の診断を受けている子供の他にもう一人子供がいる。あまりこの日記に登場することはなかったんだけど・・。というか、プライベートなことは、最近書くのはちょっと控えているせいもあるけど・・。結構、私を知っている人がここを見ているらしいことがわかったので・・。そんな気はなくても、失礼なことを書いていたりということも、あるようなので・・。それとか、知人のことで、ネットに書いてはマズイことを書いた事とか・・。いや、ひどい、という意味でなく、秘密にしていること(というか、一部の人にしか知らせていないこと)を書きこんでしまったりということもあったので・・。私は、そういうこと(あまり公にしてほしくないことだったこと)を知らなかったものだから・・。いや、注意しているつもりなんだけどね。だから、今は前以上に注意してマス。

さて、この子と、発達障害の診断を受けている子供とは、同性の双子。生まれた時、いや、おなかの中にいたときからずっと一緒。この子は、いつも側にいた。保育園時代は、同じ年ながら、障害を持っている子供の面倒を見てきた。おかげで、よく気が付く、お世話をするのも上手になっていたらしい。去年の担任の先生の話によると・・。「ちょっとおとなしいけど、人の面倒見はいいです。お勉強もよく出来るので、いろんな子が、この子のところに聞きに来て、そのたびに答えてあげて、疲れないかと思うくらいですよ。」とのこと。それと、私は知らなかったのだけど、去年、クラスでテストでの100点の数が、1、2学期、一番多かったらしい。3学期は2番になったんだとか。この子の勉強はほとんど見てやっていない。自分で、自主的にやっている。もう一人に手がかかるから、ほとんど見てやる時間がないのが現状だ。もー、私としては、こちらで手一杯といったところ。

だから、ちょいちょい、通常学級に通わせているのは、親である私の方が、大変だー、と思ってしまうこともある。

もう一人の子は、それなりに悟ってしまっている。困った事があったら、すぐ、言えばいいのに、それが出来ないのではないかと思う事があった。

学校に、検尿を持って行く日。朝、おしっこを、紙コップに取り、検尿用の採取容器に入れる。この子は、おしっこを紙コップにいれるところまでは出来たが、あと容器に入れることが出来ずに、泣いていた。泣いているのに気が付いた私は、どうしたのかとたずねると、容器に入れることが出来ないのだということだった。

すぐ、私を呼べばいいのに、それが出来ないのかな。いつも一人で何でもやっているから、困ったときは人の助けを借りればいい、ということを知らずにいて、たまに失敗して泣いたりしている。別にいいんだよ、そんなこと、失敗したって。失敗しながら、人はいろんなこと覚えていくものなんだよ。失敗のない人なんかいない。失敗したときどうするか、それを生かすことが出来れば、また一つ、成長したってことなんだよ。

失敗を隠すことも必要ないんだよ。(今は、そういう大人・会社が問題になっているけど)私など、失敗だらけ、隠すこともないので、悪く言われたり、叱られたりすることも人より多いかもしれないけど、(バカ正直ともいうか・・!)私はこうすることでしか生きていくことは出来ない。ウソをつくのは大嫌い。お世辞も苦手。だから、ホントに、いいと思った事はいうけど、おべんちゃらで人を誉めたりっていうのはないなー。(ほんと、損な性格かなって思うけどね)そんな私を分かってくれる人とだけ、付き合っていければいいと思ってる。だから、私のまわりは、口は悪いが、気のいい人が多い。私と同じように、生き方下手な人間なのかもしれないけどね。

そういうことを考えると、結構この子は、私より、利口というか、生き方上手なのかもしれないなあー。でも、困った時は、いつでも話してね、ってこの前この子にも話した。

どうしても、もう一人の方に手がかかってしまって、あまり面倒見てあげられないけど、同じように大切な私の子供なんだからって。

この子には、この子の人生を生きて行って欲しい。もう一人の子供の面倒を見るなど、あまり考えずに、生きていって欲しいと思った。

私自身も、あまり障害を持っている子供のことにとらわれず、ある程度自由に過ごしている・・。仕事をしている時などは、全く子供の事など頭にないし・・。(いや、仕事も結構忙しいというのもあるよ。)

小学校に入る時、クラス分けのことを質問したら、「双子は原則として別クラスにしてます。」と言われた。それで、初めて、二人は別々に過ごすようになったんだけど、今までは、この子が障害を持っている子供の面倒を見てきていたのに、それからは、他の子供達が面倒を見てくれるようになった・・。それを知って、自分の子供の面倒を他の子供がみてくれているの、ちょっと心苦しい思いだった。でも、それは、イヤイヤでなく、子供ながらにも、出来ない子に親切にしたい、という気持ちからなのかな、とも思えた。

今は、障害のある子も出来ることが増えてきて、障害を持っているなどという言いカがなじまないのでは、とも思えるようになってきた。診断名としてある、という程度まで・・。決して、普通の子と同じようにとまでは行っていないけど。

いろんな人のお世話になって・・。

いい出会いも多いなあと思う今日この頃。こういう子供達を授かっていなかったら会わなかっただろう人もいるから。


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