きっと どこかで
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夏休み開けの頃だったので、9月の話になるんだけど。
軽度発達障害の一つの診断を受けている子供の方が、ランドセルを学校に置いたまま帰ってきた。 理由はわからない。
夏休みの終わりくらいから、私は、実母にしてもらっていた、夕食を作り始めるようになり、以前のように、その子供にかまってやることは出来なくなった。
前は、帰ったらすぐ、宿題を見てやったりしていたのが、まず、夕食作り、それから、子供の宿題の確認、という風になり、宿題も、以前は、私と一緒にやれていたのが、「夕食を作らないといけないから、その間に宿題をしておきなさい」という風に変わった。
そして、夕食を作っている間に宿題をさせて、その後、宿題が出来ているかどうか確認することもなく、食事を済ませ、風呂に入れて、寝かせるという日がしばらく続いて、連絡帳を見たら、どうも、宿題をしていないらしい、ということが分かった。
それから、宿題が済まないと、夕食は食べられない、とその子供に告げた。そのくらいしないと、その気にならないのだから。でも、宿題を見てやる時間は、取れなかった。こちらも、久々に、平日の夕食作りを始めたこともあり、また、他の家事も、しなければいけないことも増えたので。
そんな日々が続いた日、「宿題をしなさい」と言って、夕食作りを始めた私。その子供は、とりあえず、勉強部屋へ行った。宿題をしにいったのだとばかり思っていたが・・。夕食作りが済んで、宿題が出来たのか聞いたが、出来ていない様子。こちらも、他の用事もあるので、先に食べ始める。私の食事も済んで、もう一回声をかける。まだ、終わっていないとの返事。どうも様子がおかしい・・。もう一人の子供に確認してもらったところ・・「どうもランドセル持って帰ってないみたいだ」とのこと。
それから、本人に確認。やはり持って帰っていないと言う。夜遅い時間帯ではあったが、とりあえず、学校に電話。教頭先生が電話口に出られた。今から行ってもいいというので、車を飛ばして、子供も一緒に学校へ。
ランドセルは、教室の、後ろのロッカーにそのまま、置いてあった。
ランドセルを持って帰らないと宿題をしないで済むとでも思ったのかもしれない。
帰ってから、急いで宿題をさせた。その気になれば、すぐ出来るのだ。わからない、というわけではない。
それからは、宿題をやらない、というのは、絶対ゆるされないことなのだ、と言うことが本人も理解できたらしく、宿題は必ずやるようになっている。
しかし、私が夕食を作り終えてから、やり始めるのだ。
私は、帰ったらまず、この子供に、宿題済んだのか、と声をかけ、済んでないなら、すぐやりなさい、と勉強部屋へ向かわせている。また、夕食を作る前にも、宿題が済まないと食事はできないと話をしている。毎日である。
でも、いつも同じ。
宿題をさせるには、とりあえず、この方法しかないのだが、おかげで、この子供が夕食を食べるのは、遅くなってしまっており、後片付けにも影響している、ほんとは早く食べて欲しいのだ、その方が片付けも早くできるのに。
今日も、私ともう一人の子供が食事を食べ終えた頃、宿題が出来た、と言って食べに来た。時間がかかる、というのではない、他のことばかりしているのだ。
毎日がこの繰り返し・・。
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