きっと どこかで
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2004年11月07日(日) 今更ですが香田さんのこと

香田さん。イラクで殺害された、日本の若者だ。

自業自得って言っている人もいるけど、あの状況の中で、イラクに行った意味は、あの青年にとって何だったんだろう。自分探しのような、外国放浪生活・・。

両親、兄とも、ごく普通の家庭のようだった。両親は、お子さんが殺されたとわかった後のテレビのコメントで、「一人の青年の為に、いろいろ手を尽くしていただいてありがとうございました」というような意味の言葉を言っていた。

自分の子供が殺されてなお、頭を下げる両親、親の気持ちを思うと、せつないですね。

何も悪いことをしたわけでもない、青年を、自分の主義だか主張だかの為に、殺すことが出来る人達・・。こんな人達が生き続けていける世の中、というか、そういう国が、イラクなんだ、と私は思う。

アメリカが、テロ集団に攻撃をしかけて、潰そうとしているが、おそらく、出来ないだろう。潰しても、また、第二、第三と同じようなグループが出来るだろう。イラクは、歴史的に見て、そういうことが繰り返されてきた国だ。

でも、あの、アメリカでのビルへの飛行機の衝突を起こし、何人もの人が犠牲になって死んだ。それに対するある程度の報復はしてもいいだろう。

しかし、結局、潰してしまう事は無理だ・・。

世の中にはいろんな考え方の人がいて、今の生活に満足している人もいれば、不満を持っている人もいる。まあ、ごく多数の人は、多少の不満は感じつつも、ガマンをしていたりとか、すでにあきらめて、しょうがない、とそれなりに、納得をしていたりとかしながら、生活していると思う。

ただ、私が思うには、考え方の違い、と言うのは、どうしようもない。いくら話しても、それぞれに、主張があるわけで、変えることは、ほとんど不可能に近い、と思う。

まあ、だいたい、同じような考え方の人間達で集まって、グループを作り、生活をしている、というのが、今の世の中なんだろうと思う。

ただ、その中に浸かりすぎると、回りが見えなくなってしまうわけで、たまには、外の世界(違う考え方の人)との交流も必要かと思う。

でも、分かり合えないのだ、と頭に置いた上でした方が、気が楽だ。

アメリカも、ボチボチ、イラクからの撤退を考えているのではないかと思う。もう十分なのではないか、報復も・・。多くの犠牲者を出したことを思うと・・。


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