きっと どこかで
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2005年09月03日(土) |
少子化対策(ピントはずれ?) |
「ピントはずれの少子化対策」(日経新聞 2005/09/02)という内容の記事があった。(記事は、下記を参照ください。) http://www.nikkei.co.jp/neteye5/asakawa/index.html
少子化対策として、お金を使うのはいいが、問題はその使い方だ。
児童手当の拡充とか、そういったことで、子育て世代の経済的負担の軽減ということを主に考えているらしい。
私はそんなことより、手助けしてくれるできる、人なり施設とか、そういったものが欲しいなあと思う。
我が家は、夫婦共働きサラリーマン世帯なのだが、そういう世帯にとっては、子供が小さいうちは、子供が病気の時どうするのか、というのが一番切実な問題となってくる。
我が家の場合は、実父母が近くに住んでおり、面倒を見てくれた。最近は私の住んでいる自治体では、病後児保育をしてくれる施設もあるのだが、出来れば、職場での理解、これが一番欲しかったことである。
病気の子供を、人に預けて、出かけなければいけない、こういうことをしなくてすむほうがよかった。預かる方にしても、病気の子供を預かるなんて、大変なことだ。実父母にしたって、孫には、我が子の時より気を使う、と言っていた。
また、専業主婦と呼ばれる方々だって、最近は近所に、子供のいる世帯も少なく、近所づきあいも希薄で、孤立感を味わうこともあるとか。子育てで忙しいうちは、外出もままならない。
子育ての問題は、小さいうちだけではない。我が子は小学校5年生だが、未だに、子育ての問題はついてきている。
このくらいの年になると、子供の心や身体や学力のことに気をつける必要がある。ほったらかし、というわけにはいかないのである。
子供がおかしな行動をしたりしていないか、そうなった場合にすぐ気がつく親でありたいと思っている。また、そうなった場合にきちんとした対応がとれる親であるのか、ちょっと不安ではあるけど・・・。
ある程度子供も大きくなってくると、悩みなどあっても、親に話さなくなってくると思う。私も、中学生時代、いじめのようなこともあったが、親には話さなかった。みっともなくて、話せなかった。
高校に入ってから、いじめはなくなったのだが、いままでつらくても我慢して登校していた反動からか、高校の方が、サボリは多かった。
まあ、話はちょっとずれたけど、子育ては楽しいものだとか、言って、子供を生ませようとする政策には、のってこないと思う。大変なこともあるんだから、そういう場合に、きちんとサポートしてくれるところの充実、そういうのが重要だと思う。
我が子の場合でいうと、二人いる子供のうちの一人は、LD(学習障害)(軽度発達障害)であるが、そういう子供や、親へのサポート、欲しいと思う。もちろん、学校の先生の勉強会とかそういったものも必要だと思う。親のしつけとか、そういったことでなる、という誤解、将来に対する不安、そういったものとまだまだ、対面しなくてはならない。
また、社会がまだまだ、男性優位であること、子育てや介護の問題は、主に女性の問題と考えられていることに、私は、疑問を覚える。家庭も顧みず、仕事したような人が、会社に忠誠心があるとみなされるという男性社会。
我が家の場合は、子供の一人が軽度発達障害であることもあり、子供の事は、夫婦で考えてやってきた。学校行事には、旦那が行ける時は、母親である私でなく、父親が行く。
昨年は実母が病気で入院して、かなり心身とも大変な思いをした。これも、心情として、人任せにはしたくないものである。でも、私の場合は、仕事はしないと、生活できないし、子供にもまだまだ手がかかるし、といったことで、あまり面倒見れなかった。多くの人が同じような思いをしていると思う。
政策でなんとかなることもあるんだろうが、要は、社会全体の意識が、変わらないと、だめなんだろうと思う。
でも、少子化対策って、ほんとに将来の為になるのかな?地球資源とか、(特に石油)無くなりそうという話も何年も前から出ているというのに・・。地球の人口は、ちょっと減ったほうがいいんじゃないかと思ったりする。
日経新聞HP
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