きっと どこかで
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2005年10月07日(金) 学期末個人懇談

学期末のたびにある、子供の通う小学校である個人懇談。要は、「学びのたより」を親が先生にもらいに行く、そこでその学期の子供の様子などの説明が先生からある、というようなもの。

あまり話をしないで帰るのも悪いし、長く話すと、他の人の迷惑になるし、と難しいところ。私の場合、話し出すと長くなる場合が多いから・・。こういう定例の個人懇談では、先生の話に相槌を打つか、合いの手を入れる程度にとどめておこうと心に決めて最近は行っている。(他に話したい事があれば、別の日にってことで。そう、夏休み中も、1回学校におじゃまして、1時間くらい先生と話をしたんだもんね)ただ、やはり、うなづく程度では先生もものたりなさそうなので、多少学校の様子を聞いてみたり、家での様子を話してみたりもする。

今回は、夏休み前にも、個人懇談をしたので、それから夏休み明けで1ヶ月くらいなので、そんなに変わりはないのだ。

ただ、今年の担任の先生は、発達障害でない、もう一人の子供の事(HN:ケン)を、かなり気にかけてくれている。そうなんだ。発達障害のある子供(HN:ユウ)の方は、私も先生にしょっちゅういろいろお願いにもいっているので、かなり、先生も、ユウは面倒みないといけない子なんだなと思ってくれている。ただ、ケンは、まあ、目だって問題はないし、ユウにどうしたってみんなの目は常に行くので、ケンはほおっておいても大丈夫ですよ、と言われてきた。

でも、今年の先生は違っていた。ケンがどう思っているのか、すごく気にかけてくれていた。小学校5年生くらいになると、友達どおしでも、兄弟の事が話題になることがあるらしくて、ケンに、同じクラスの男子が「お前の兄ちゃん、こんなことしよった」とか話す事あるらしくて、そういう場合、ケンは、「そうなんだ・・」とちょっと笑って答えているらしい。

そして、どうしてケンの先生が、ケンのことを心配しているのかというと、ケンは、勉強もよくできるし、発表させたら、きちんと自分の意見も言える力を持っている。でも、それを、自分から積極的にアピールしないのだ。いつも人の後に行こうとするようで、それが先生は、気になっているらしい。先生は、「まあ、もしかしたら、性格なのかもしれませんけどね・・。」と言いながら、「でも、もしかしたら、自分には、ユウのようなみんなの手をとる兄弟がいる、それがケンくんの行動をセーブしているのかもというふうにも思えるんですよ」

そうなんだよなあー。私もそれを一番心配している。

ケンの担任の先生は、「ユウくんのような兄弟がいることで、引け目を感じる事なんてないんだから、ケンくんは、別の人格として、伸びていってほしいんです・・」と言ってくれた。なんだか涙が出そうなくらいうれしい言葉だった。

こういうこと、今まで言ってくれた先生っていなかったから・・。

旦那に家に帰ってそれを話したら、「これだけ勉強も他のことも出来るんだし、いいんじゃないか、これ以上望むのは、欲じゃないか」と言われてしまった。確かにそうかもしれない。取り越し苦労でなければいいのだけど・・。


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