きっと どこかで
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2006年02月01日(水) 「世界の中心で愛を叫ぶ」映画のDVD



もうだいぶ前にヒットした映画だが、その頃はあまり興味がなかったので、観ていなかった。テレビでもドラマ化されていたのだが、映画の方は、地元香川がロケ地と言うことで、全国から若い人達が、そのロケ地に訪れているのだと言う事を聞いて、観て見たくなった。

それで、レンタルビデオ店でビデオ(DVD)を捜したのだけど、なかったのだ。だけどそこの中古ビデオ販売のコーナーにあるのを先日発見。定価の半額くらいになっていたので、早速購入。

この前の日曜に、ダンナと二人でビデオ鑑賞。

高校生の男女の純愛物語。女の子は、若くして急性白血病になり死んでしまう。単純に言うとそういう話。

なぜ、「世界の中心で愛を叫ぶ」というすごい題名なんだろうか、とずっと思っていた。それが、DVDを観て、謎が解けた。

主人公「アキ」が偶然発見したカメラの中に入っていた、オーストラリアの風景の写真、その場所が、オーストラリアの原住民の間では神聖な土地と言われていて、彼らの間ではそこが「世界の中心」とも思われているんだとか。

その写真を見た「アキ」はそこに行きたいと思いだす。だが、その時は、白血病の症状がかなり進んでいて、結局行けないままに、亡くなってしまう。そこへ、自分の骨をまいてほしい、それがアキの最期の望みだった。

その願いを叶える為、かつての恋人「サク」は、オーストラリアへ行き、アキの最期の望みを叶える。

主人公の女の子はちょっと勝気だけど、かわいい。男の子は、素朴な少年というところ。男の子のおじいさんは、写真館を営んでいて、ちょっとワルっぽい感じの粋なおやじさんといった設定。

テレビドラマとはちょっと違うんじゃないかと思うけど。テレビドラマの方は、レンタル可能なので、週に1本ずつレンタルして観ているところ。役者さんも違うし、それぞれの役のイメージ設定も少し違う。

どちらも、カセットテープでのお互いのメッセージのやり取りが、見ていてほほえましくもあり、感動的でもある。

人が死ぬということはつらいこと。実母を亡くしてそろそろ1年が経とうとしている私には、そのつらさはよくわかる。

かつての恋人「サク」は、16年後も、「アキ」を忘れられないでいた。その思い出があまりに素敵だったからなんだろう。忘れられないのはそれはそれで、しかたないことなんだろう。でも、死んでしまった人はもう戻ってはこないのだから、その思い出をいつまでも掘り起こしていてはだめだ。

私も、ようやく最近、実母の死から、たちなおりつつある。思い出の品も、全部置いておいても場所をとるだけ、大事な物だけ残しておいて、思い切って処分してしまおう。最近そう思いだし、実際処分をしだしたところである。

東宝 世界の中心で愛をさけぶ DVDオフィシャルサイト


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