雪ですね。 慎吾の腹はなんだ。(←天声慎吾見てた)
さて、いまさらながらマンガの『へうげもの』読んだ。 すんごく面白いーーー!!!
前からタイトルは知ってて、いつか例の貸本屋で借りようと思ってたのだけど、今までどこに置いてあるかわからなかったのよ。
店員に「"へうげもの"ありますか?」って聞かなくてよかった。 そのまま読むんだと思ったら、"ひょうげもの"って読むのね・・・ "てふてふ"と同じか。 でも店員が"ひょうげもの"で検索したら見つからないな。
織部焼の「古田織部」が主人公。この人も名前は聞いたことあっても、どういう人か考えたこともなかった。 この作品では、名品大好き&物欲強しのちゃっかりキャラ。 欲しいもの手に入れるために、ニセ物とすり替えるなんてことを平気でする人物に描かれてるが、憎めない。 そしてありがちだが、なぜか奥さんが美人で賢い。
他の人物もみんな魅力的に描かれてる。 なかでも気に入ったのが秀吉! ネタバレになっちゃうので深く書かないが、本能寺の変での描かれ方がもうカッコイイのなんの。
勿論、美形に描かれてるはずもなく、猿どころかハゲとか呼ばれてるんだけど、今まで読んだ秀吉の中で一番カッコイイのと違うか?
光秀&家康が正義感にあふれるクソマジメキャラに描かれてるのも面白い。 特に光秀に対しての秀吉のつぶやきの中に 「本心から民の行く末を案じてる人間なんて、誰も信用しない。 人間は、動機に私利私欲が伴う者しか信用しないもの。」 っていうような内容のものがある。
これにはものすごく納得。 残念ながら政治家の奇麗事って、信用してもらえないんだよな〜。。。 それが真実でも、「裏があるんです」って方が納得されるという矛盾。
とにかく、人物を内面豊かに魅力的に描くことに非常に長けた作家さんだと思う。 モノにこだわる俗物だらけの人達を描いてるのに、誰もが可愛らしいし、読んでて楽しい。「名品」についてもその所以を説明してないのに、織部の「ミグッ」だの「ガニッ」だの言う擬音の表現で、なんか良さが伝わるという(笑)
これ読んでたら、日本の陶器もっと見たくなってきた。 侘びさびだの数寄だの、あんまり関心ないんだが。 史実なんてどうでもいいけど、「エピソード」って大事よね。 もともと審美眼なんて持ってないし、こういうの読んでこそモノ自体にも興味が湧いてくる。
しかし日本の漫画家すごいわ、マジで。
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