O君荷造り,休屋,池袋不動産屋,夢民

数ヶ月前から家の周りは工事ラッシュ。
前の家は地下を深く掘って、地下水を吸い上げている。
その音が絶え間なく「ゴゴゴゴゴ」とうるさい。夜中鳴り止まずよく眠れなかった。

11:00過ぎ、O君が引越の荷造りに来る。ダンボール20個はすぐ一杯に。
「手伝おうか」と言ったら「いいよ悪いから」。

お昼、2人で休屋。宮崎学選挙戦について。O君も人に話すなど応援活動をしているらしい。

夕方、O君が行って良かったという池袋の不動産屋。
「失業中」より「フリーライター」と言った方が良いというアドバイスを受けて、
そう答えたが審査の厳しさは変わらなさそう。
「収入を証明できる通帳や書類が必要かもしれません」とのこと。んなもの無い。

とりあえず、そういったうるさい条件のない物件を2つ見に行く。
エイブルで仮押さえした池袋の物件のすぐ近くと、要町1分の2K。ピンと来ない。

TBSのKさんが千駄木の不動産屋を紹介してくれた。
いっそのこと上野文化圏に移ってみるか。

O君はお手伝いをしてくれた会社の後輩S君と晩御飯。
私は一人で、最近池袋にできたとO君が教えてくれた、カレー屋「夢民」。
ビールではなくアサヒの発泡酒が置いてある。店で発泡酒を飲むのは初めて。

家に帰ると荷造りはほぼ終了した様子。
積み上げられたダンボールを見ていると出て行っちゃうんだなあと悲しくて泣けてきた。

これから一週間(で済めば良いけど)一人残されたこの部屋で暮らすのはたまらなく辛い。
しかもまだ行き先が決まっていない不安の中で。深夜も続く工事の騒音を聞きながら。

参った。私が先に出て行きたかった。悔しい。
2001年07月20日(金)

抱茎亭日乗 / エムサク

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