風をきって走るモーターボート。 しぶきに反射して輝くあたたかい陽射し。
いちど海から引き上げ、のんびりと休日を楽しむ。 後輩となる1つ年下の彼。 あの人との会話に耳を傾けて、笑う。
ヨットハーバーを歩きながら後輩と話をする。 会話らしい会話をしたのは今回がはじめてかも。 3人で桟橋に向かって、ふたりがそれぞれ船を動かす。 私はそれぞれの船を保管する手続きをとる。
居場所はちがうけど、仲間だって思えた。
お昼すぎ、ハーバーが騒然となった。 サーファーが波にのまれたらしいという噂だった。 レスキューが出て、ヘリも飛んだけれど、騒ぎはすぐにおさまった。
そのサーファーがどうなったのかはわからない。
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