ひさびさに会う友達。知り合って1年、半年以上ぶりの再会。シャンパンの酔いが心地よい。帰り道、歌を口ずさみながら空を仰ぐと見なれた星座が目に飛び込んだ。あの夜のことを思い出す。高層ビルの谷間から見上げた冬の夜空。凍りついた私をあたためてくれたあの人の腕。信じさせてくれてありがとう。ものすごく遠い想い出のようで手が届きそうなくらいの過去のようで。もうすぐあなたの生まれた日。一緒にお祝いしたかったのに。あなたの隣りにいたかったのに。