自分が女であることを忘れそうになる。恋人がいないことが当たり前の毎日。もうすぐクリスマス。いつもの場所に迎えにきてくれている見なれた車。ドアを開けると流れてくる甘い匂い。乗りなれた車のいつもの席。・・・わたしの指定席ではないけれど。食事を終えて、いつもの場所へ。いつものように車のなかでくつろぐ時間。本当は強引にでもキスしてほしいと思ってた。知り合って3年半、はじめてのキス。なんだか不思議。ひさびさに感じる男の人の体温はわたしをとても癒してくれた。