ふとしたときに感じる視線や 気づくと隣りにいてくれる頼もしい肩。 ちょっとうぬぼれてもいいのかな、なんて。
でも、あなたの視線の先には別の女の人がいた。 その結末をあのときのあなたは知っていたのだろうか。 知っていたから、わたしに優しくしたのだろうか。
わたしを呼ぶとき、まちがって呼んだ名前は その人の名前だったんだね。
でも、そんなことは知らないふりをすればいい。 あなたの気持ちがわたしに向いてくれるなら わたしは黙ってあなたの隣りにいればいい。
隣りにいてこんなにも落ち着いた気分でいさせてくれるのは もうすぐ結婚してしまうあの人以来。
そう、あの人はもうすぐ遠いところにいってしまう。
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