妄想更新日記
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2006年06月11日(日) 迷宮

人間変わろうとしたって中々かわらないものですね。

今日も長男のサッカーの集合時間が印刷ミスで不明確だった。

実はコーチは用紙を渡している時に印刷ミスだから集合時間は8時とはなしているのだが


長男は聞き漏らし

今日は日曜日だから旦那がつれてってくれるから大丈夫と時間の確認もしないでタカをくくっている。


わたしもあせってあちこち電話して確認。

おわってハッと気付く。


「ここで長男が困らないで私が動くからいけないんだ!」

集合場所で長男がこないのでみんなが待ちぼうけになる事はないか
駅で(駅からグラウンドが遠いのでピストン輸送で子供をグラウンドに送る)こどもたちを運ぶ車の人手は足りなくないか


そんな事ばかり考えて、そう言う大事な事ぽんとぬける。

ああーしまった。


今回も結局なくした自転車のカギを買いにいかない息子。土曜日の夕方にいつ買いにいくつもりかと聞いたら今日(日曜)という。

「日曜は試合なのに買いにいけるの?」
「じゃあ来週」
「来週までカギなしで自転車に乗るの?」
「うん、だって学校においておくんだもん、とられないよ。みんなかぎをつけっぱなしでもとられないし...」



万が一をかんがえないのか?
...と、いうか、あれだけ怒られて「早く買いにいかなくちゃ」とあせらない気持ちが信じられない。今は練習から帰ってきて夜は用事もなく御飯たべてねるだけだから普通は今から買いに行く準備を自主的にしないか?

これで自転車を万が一盗まれたらどうしようというドキドキ感も感じられない。


あげくのはてに

「おかーちゃん、お金ないんだけど」


はあ?!


たまたま細かいのがなくて息子の貯金箱から千円かりていたので「あと200円かしといて」等と早く行かせたいがあまりうっかり喋る私もわたしだ。

行ってから「なんで私が買ってやらなきゃならないんだ!自分でかうべきだ!」
と気付き


「カギ付きワイヤーだとまた無くすといけないからダイヤル式にしようかなぁ」なんて呑気な電話をかけてきた息子にやっと「好きにしなさいでもアンタの不始末だからこの代金はあなたのお金で支払うように」とやっといえるダメっぷり。


帰ってきて「中々いいアイディア(ダイヤル式にした事)だね」とはとてもほめれない。

しかも、その日は夕方旦那がいないから外食にしよう、さぁ自転車ででかけようと言う時になってせっかく買ったカギを持って行く気がさらさら無く出かける気満々になってる息子をみると情けないとしかいいようがない。


ほめれない。みとめれない。


でも私がわかっていても(そこを私がなおさないと息子の自信につながらない)なおせないのと息子が、いちいちうっかり悪気なくそういう事を忘れてしまうのは同じ?

同じなの?

それもまた納得できない。

彼は「気をつければ」いいんじゃないの?不注意じゃないの?

私のは私の中の「こうあるべき」をひっくりかえして誉めろ認めろといわれてるのと同じ?


でも、うっかり世話を焼くからいけないんだ。

自転車とられてずっと貯金をくずして電車かキックボードでいけばいいんだ。そうしないと懲りないンだ。

自転車とられてもったいないと思うのは親の勝手。それは出資なんだ。教育費なんだ。


ひとさまに迷惑かけて遅刻してぺこぺこあやまらなきゃいけないのも(そうなりたくなくて段取りをしてしまうのだが)同じ事。

親はそんな不出来な息子を全て受け入れるそんざいなんだ。なぜなら自分のした事のツケだから。


私が上手く育てられなかった事で息子におこっちゃいかんのかな。私の責任なのかな。


ああ...気が重い。ああ...いやだ。


まずは彼と同じレベルにならないよう手を放す事からはじめるべきかな。


かつひさ律生 |MAIL HomePage > メルフォ