昨日・今日・明日
壱カ月昨日明日


2004年12月24日(金) イニウ ケシ アンコロカイ

 午前6時起床。凍える。お弁当を作った後、玉ねぎとニンジン、ピーマンを炒めてハンバーグの下ごしらえ、それとジャガイモも切っておく。実はこういうことしてる時が一番楽しいのかも。それから洗濯と後かたづけを。3時間少々しか寝ていないわりに元気だ。ベストの睡眠時間は6時間だけれど、毎日充分に寝るのはなかなか難しいな。人生ままならぬ。

 今日で年内のだいたいの仕事を終わらせるべく、黙々と働く。何とかなった。中身はどうあれ、形はついた。どんなにイヤで憂鬱なことも必ず終わるのだ。終わらせることができるのだ。希望はまだある。
 少々残業して、退社。本日の予定として、難波に「やっとこ鍋」を買いに行く、というのがあったのだが、残業したため行けなくなった。道具屋筋はびっくりするくらい早い時間に閉まるのだ。
 諦めてもう一つの懸案事項をすますべく、人間がひしめき合う阪神百貨店へ行く。お菓子売場のところが特にすごくて、団子状態だ。一体何だというのだろう。みんなそんなにケーキが食いたいのか。食わねばならぬと思ってるだけじゃないのか。わからん。この辺りの人間心理は本当にわからん。何とか人混みをくぐり抜けて「神宗」で贈答品の配送手配をする。「神宗」の昆布は人気があって評判もいいけれど、本当に美味しいのかな。自分が食べたこともないものを人にあげるなよ、という感じだが、贈りさえすりゃもう何でもいいんだ…、という気分。
 鍋の夢が破れたため、タワーでCDのお買い物。4000円もしたのでサンタナは諦めた。今日は何かと諦めてばかりだ。
 それから地下街をスタスタと歩いていたら、第3ビルの古書店の前スペースで小さい古本市をやっていたので、少しのぞく。何とも判断のつきかねる本ばかりが並んでいてどうも食指が動かぬが、新潮文庫の海外文学短編集シリーズを一冊だけ購入。今日はサローヤン。表紙写真のサローヤンは六代目松鶴にそっくりだ。
 
 帰宅後、ブランドン・ロスを聴きながらハンバーグを焼いて、ポテトフライを揚げる。ブランドン・ロスはやっぱしやっぱしカッコいいわ!音もさることながら、顔も好きだ。というか顔が好きかも。
 夜も更けてから安東ウメ子さんも聴く。安東ウメ子さんの声を聴いている時間は、大道あやの絵を見ている時間と少し似ている。遠い遠いずっと遠い昔からやって来たゆったりした何かがじんわりと温かくひろがっていくような。悠久、ってこういうことかな。
 この感じは吉田健一にも通じるかも、と思って寝る前には「時をたたせる為に」を出してきてひろげた。この本の装幀が司修だったことに今日はじめて気づいた。この本を買った時は司修なんて知らなかったのだ。知らないというのはもったいないことだ。
 吉田健一を読んで、頭が酩酊してきたところで、午前1時頃就寝。

・購入物:ウィリアム・サローヤン「サローヤン短編集」(新潮文庫)古書
     安東ウメ子「ウポポ・サンケ」(チカルスタジオ)
     Brandon Ross「Costume」(intoxicate)
     Laura Nyro「Spread your wings and fry ・live at the fillmore east may 30,1971」(sonymusic)

・朝食:お粥、梅干し、大根の浅漬け
 昼食:お弁当(チンゲンサイの塩炒め、カレー風味のソーセージ、ゆで卵、ごはん)
 夕食:ハンバーグ、ポテトフライ、コスレタスとエビのサラダ、コーンポタージュのスープ(これはインスタント)、ごはん、焼酎お湯割


フクダ |MAIL

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