昨日・今日・明日
壱カ月|昨日|明日
午前6時起床。晴れのちくもり。夕方にパラパラ雨。寒さは若干やわらいだ。 お弁当を作った後、ボーッと「ウィークエンドサンシャン」を聴く。今日は「今年のベスト10枚」がかかる日で、何が驚いたって、ピーター・バラカンが何のアルバムを選ぶか予想して、葉書に書いて(メールかもしれんけど)送ってくる人がいるということ。そんなこと考えようと思ってみたこともないなあ。ラジオというのはリスナーに支えられているな。
家事等々を簡単にすませて、自転車でおでかけ。古くてストレートな日本映画をスクリーンで観てみたいと思い、シネ・ヌーヴォで渋谷実の「本日休診」を観た。 井伏鱒二原作。戦後まもない、とある町の医院が舞台。休診でゆっくりお休み中の老医師のところへ、次から次へとやってくる患者たちの人間模様。戦争で気がおかしくなっていたり、家を失っていたり、暴漢に襲われたり、引ったくりにあったり、みんなどん底生活を余儀なくさせられている人ばかりが登場するが、まあこれが現実ではないか、これを生きるより仕方ないではないか、といったような目線で、淡々としたトーンで進む。湿っぽさがないのはいいが、少々物足りなさも感じる。軽妙すぎる、というのか。 最も深みがあるのは、三國連太郎が演じる元兵士で、戦争時の記憶から抜け出せなくなった切ない演技が巧い。若き日の三國連太郎は、もうそのまま佐藤浩市で、DNAというのはおそろしいと思った。まだ新人かと思われる佐田啓二も出ているが、演技の下手くそさにはもうビックリするよ。舌が全然まわってない。淡島千景は相変わらずかわいくてよい。
映画の後は、いくつか本屋さんをのぞいたり、ブランジェリー・タカギで豆乳ドーナツを買ったり、天満橋で久々に「ビッグイシュー」を買ったりして、ブラブラ過ごす。 デリスタで食料を調達して外へ出てきたら、空模様があやしくなってきたので、慌てて帰宅。ギリギリセーフで雨にあわずにすんだ。今日の私はついている。
夜は、珈琲やらミルクティやらホットミルクやらいろんなものを飲みつつ、音楽鑑賞と読書。昨日からずっとブランドン・ロスを聴いている。顔だけじゃなく、声も好きだ。
・購入物:「ビッグイシュー」第19号
・朝食:クロワッサン、カフェオレ、バナナ、ヨーグルト 昼食:外食、かやくうどん 夕食:鰤の照り焼き、根菜汁(大根、人参、牛蒡、里芋、コンニャク、揚げ、豚肉)、ほうれん草のおひたし、ごはん、麦酒
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