昨日・今日・明日
壱カ月昨日明日


2005年01月20日(木) そして全てが想い出に

 昨夜もまたまた夜更かししたので、朝起きるのがもう本当に辛い。しかも今朝は痺れるような寒さで、布団から出るのがおそろしいほどだった。
 マフラーと手袋を装着して自転車で出勤。諸々あって、今日はいつもに増して会社に行くのが億劫だ。足が鉛みたいに重い。少しでも自分を奮い立たせるため、道中、ウォークマンでツェッペリンをガンガンと大音量で鳴らして聞いて行った。効果があったかどうかはわからないけれど、まあ何とか無難な結果に落ち着かせることができ、ちょっとだけ安心した。
 しっかりと心に決めたつもりのことでも、ほんのちいさな難事が起こるとユラユラと揺り動かされてしまう。何があっても動じない、強い気持ちが欲しいなあ。自分で自分を裏切らないようにしたいな。

 帰りに、ジュンク堂で「クウネル」を立ち読み。酒のおつまみを紹介しているページとホンマタカシが1ヶ月の食事を写真で紹介しているページ、それからお弁当のページを熟読。一気にお腹が空いたので早々に帰る。ここでは「本の話」と「本の窓」をもらう。
 晩ご飯は鰤と粕汁。ホカホカとあったまる。ミルクティを淹れて、借りてきた「春の惑い」を観た。明日返却日なのをコロッと忘れていた。

 田壮壮監督の映画を観るのは初めて。一幅の絵画のような画面を撮る人だ。鏡台、刺繍、蝋燭、ガラス戸、ランプ、ハンカチなど、小物の使い方も上手い。全てが緻密に計算されてる感じがする。
 突然訪ねてきて滞在することとなった夫の友人がなんと昔の恋人だった、というヒロインの、甘いトキメキと戸惑いが話の中心で、まあよくあるテーマではあるのだが、メロドラマっていうのはたまに観るとわりとハマる。最初はボタンを掛け違って着た服であっても、着ているうちに体に馴染んじゃって、脱げなくなってしまうのが切ないなあ。ビリビリに破って捨てたくても、情がからみついてて脱げないのだ。そして過去は遠のいていく。

 夜、「シンセミア」上巻読了。フーム。人間関係がよく絡み合っとるなあ、というか、絡み合いすぎという感もあるが。

・購入物:なし

・朝食:バタートースト、ベビーリーフと大根のサラダ、珈琲、ヨーグルト
 昼食:お弁当(豚肉とジャガイモの煮物、卵焼き、ミニトマト、カツオふりかけのせごはん)
 夕食:鰤の塩焼、粕汁(昨日の残り)、小松菜とジャコのおひたし、漬物、ごはん


フクダ |MAIL

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