昨日・今日・明日
壱カ月|昨日|明日
10時すぎに目を覚ます。十分寝たはずなのにまだ眠い。なんでこんなに眠いんだろう。昨夜お酒を飲みすぎたせいか頭がずっしりと重く、動くのが億劫だ。空は低く雲が垂れ込めているすっきりしない天気で、これも気分が晴れない原因かも。 今日は映画を観に行くか、はたまた京都でいくつか写真展を観るか、こないだ見損ねた文楽の「伊賀越道中双六」に再挑戦するか、いろいろと計画を練っていたのに、それなりな服を着て化粧をして人ごみに出かけるということがとてつもなく大仕事に思えてきて、結局ダラダラと時をやり過ごしてしまった。
ノロノロと起きてパンを食べてたら、むさ苦しい男3人も起きてきて腹が減っただの何だのと言うので、「サッポロ一番味噌ラーメン」の上に豚キムチ炒めをのせてネギを大量にかけたデタラメラーメンを作って出したら、美味しい美味しいと貪り食べていた。食べるだけ食べて二人が帰っていってから、山下達郎のラジオを聴きつつ、意を決して掃除機をかける。家中の窓を開け放ち、布団を干して、拭き掃除を淡々とこなした。 晩ご飯の買物をしがてら、近所の本屋さんに寄って、その後、古本屋さんめぐり。本屋さんでは前々から欲しかったアレン・セイの絵本を、古本屋さんでは均一台から映画関連の新書と文庫を一冊づつ買った。 アレン・セイの「おじいさんの旅」は、日本で生まれてやがてアメリカに渡ったアレン・セイの祖父のことについて描かれた絵本。どこにいてもここではないどこかを夢想したおじいさんの半生が、やさしい色彩で丹精こめて描かれていて、読むたび胸がキューンとしてしまう。 夕方には何十年ぶりかにFMで松任谷由実の番組を聞いたり(ゲストがハナレグミだった)、夜には地の果てで喋っているような暗ーい声が妙に好きな北中正和の番組を聞いたりして、部屋では一日中ラジオをかけていた。 ラジオを聴きながら、本棚の前で絵本をたくさん読み返した。
来週こそ、今日やりたくてできなかったこと、見たくて見られなかったもの、行きたくて行けなかったところ、全部を何とか叶えたいなあ、と思いつつ、日記を書いて就寝。
・購入物:アレン・セイ「おじいさんの旅」(ほるぷ出版) 衣笠貞之助「わが映画の青春」(中公新書)古書 内藤誠「映画百年の事件簿」(角川文庫)古書
・朝、昼食:バタートースト、珈琲、ヨーグルト 夕食:すき焼き(牛肉で!)、麦酒
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