昨日・今日・明日
壱カ月昨日明日


2005年01月25日(火) これでいいのだ

 やり残した仕事をこなすため、早目に出勤。そのせいか今日は一日長かった。午後からはわりとヒマだったこともあって、時間が亀の歩み。昼過ぎから曇ってきて、夕方にはシトシト雨に。危機管理能力ゼロの私は本日も傘を持っておらずしばし途方に暮れるが、いつも仲良くしているビルの管理人のオジサンが誰かが忘れていったという黒い傘を貸してくれて、事なきを得た。よかったよかった。

 というわけで、終業後はしばし街をうろうろ。以下、買ったもの。
 旭屋にて『暮しの手帖』の最新号を。『暮しの手帖』を毎号買うつもりはないんだけれど、立ち読みしてみたところ潮田登久子さんによる美しい手袋の写真が数枚載っていて、ついつい手が伸びてしまった。それから、いつもタダでもらっていた集英社の『青春と読書』がわたくしに何の断りもなくいつのまにか有料になっていて、レジで「90円戴きます」といわれたので本当にビックリした。知らずに万引きしてしまうところであった。お金を出してまで読む気はないので、『青春と読書』は返却してきた。
 テクテク歩いてかっぱ横丁で古本を数冊。島尾敏雄の旺文社文庫版短編集『出発は遂に訪れず』は司修の挿絵が数枚載っている。他の短編集その他で読んでいる小説も多々収録されているが、司修の絵のために買った。竹西寛子と『街の古本屋入門』は100円。
 またテクテクと歩いて、テアトルでジム・ジャームッシュ『コーヒー&シガレッツ』の前売り券を。映画タイトルの入ったライターをくれた。2枚買ったので黒と白のふたつをもらう。チラシ等のデザインが少々ダサいようで残念であるが、今一番公開が楽しみな映画であることは間違いない。チラシの裏に『人生はコーヒーとタバコに集約されるの?』と書いてある。集約されるんです!、と強く思う。
 さらにテクテクと歩いて、タワーでオシビサのCDを買う。こないだピーター・バラカンのラジオでかかって、カッコエエー、と思ったのはこれだった、オシビサ。ネットで調べたらわかった。ファーストとセカンドアルバムの2in1。これもジャケットデザインがイマイチなのが難点である。
 成城石井で牛乳とヨーグルト、クックハウスで明朝に食べるパンを。雨が降っていることを理由にバスにて帰る。あー、疲れた。

 夜。図書館で借りた柴崎友香『次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?』を読了。柴崎友香は『ウフ』の連載で『フルタイムライフ』を初回から最終回まで全部読んで、良かったので他の作品も読んでみる気になった。目線と心が同時に動いていく感じが好きだ。

 今日で文楽公演終わっちゃった。とうとう「伊賀越道中双六」を見逃した。無念なり。

・購入物:「暮しの手帖」14号(暮しの手帖社)
     竹西寛子「往還の記」(中公文庫) ここから古書
     志多三郎「街の古本屋入門」(光文社文庫)
     島尾敏雄「出発は遂に訪れず」(旺文社文庫)
     OSIBISA「osibisa+woyaya」(VSCD) これはCD

・朝食:クロワッサン、カフェオレ、ヨーグルト
 昼食:お弁当(豚のしょうが焼、ニラ卵、ミニトマト、ごはん)
 夕食:鯖の塩焼き、大根の味噌汁、蒸しキャベツのサラダ、湯豆腐、焼酎お湯割、紀ノ川漬、ごはん


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