昨日・今日・明日
壱カ月|昨日|明日
目を覚ましたら午前7時20分だった。遅い。お弁当作るの、今日は時間がなくて無理だ。眠くて頭がまわらず、いいやもう弁当なんかどうだって…、という気分。洗濯物だけは干して出かける。
本日の出来事、その他。 午後、出張中のNさんの代わりに、神戸のU氏のところへ行き資料を引き取って、それを心斎橋の某社に届ける、ということをする。おつかい、だ。神戸のU氏に会うのは初めてなので名刺交換をする。Nさんから大人しい人だと聞いてはいたがそれは本当で、挨拶をした後は下を向いたまま、私の馬鹿話に相槌をうつ以外はほとんど喋らなかった。男の人だけど、私より背が低くコロコロと太っていて、茶色のセーターに茶色のコーデュロイのパンツをはいていたから、どことなくドングリのようだと思った。 通りいっぺんの挨拶だけして帰ろうとすると今までは押し黙っていたU氏が、駅まで車で送ります、と言い出して、歩けるからいいと断ったのだが、いいえ送ります、と強引に言い張るので面食らった。車に乗るとまたダンマリが始まり、さすがに私ももう話すことがなくなって、しばしボーとする。王子公園の近くに差し掛かった時、ここらあたりが王子動物園なんですよね、と話題を振ってみるとU氏は、「ええ。動物がいっぱいいますよ」と車に乗ってから初めて口をきき、「今から行ってみますか?」と言われたのでまたまた面食らってしまった。案外面白い人なのかもしれない。 駅前で降ろしてもらい、梅田に戻って今度は地下鉄へ。『平日の昼間は終日女性専用』と書いてある車両に乗ったはずなのに、乗ってくるのはオッサンばかりであった。フシギ。
神戸への往復で庄野潤三の『せきれい』を読んでしまった。この『せきれい』の中に、小沼丹が亡くなるところがある。亡くなって、在りし日の小沼丹を偲ぶくだりが幾度か出てくる。バラを育てておられる清水さんはご健在ではあるのだが、次作か次々作かの『庭のつるばら』でこの人も亡くなることを、私は読んでもう知っている。庄野潤三を読んでいて、ああ痛いなあ、と思う時は多々あるが、これらの場面はその最たるものだ。それから、「シアワセ」とは点のようなものだなあ、と思う。点のように散らばっているのだな、と。
少々残業ののち、どこへも寄らずまっすぐ帰宅。冷蔵庫にあるもので水炊き鍋をした。夜、オシビサを聴く。
・購入物:なし
・朝食:バタートースト、珈琲、バナナ 昼食:ベーコンとレタスをはさんだベーグル、オレンジ半分、珈琲 夕食:豚肉と水菜のハリハリ鍋(大根、白菜、えのき、しめじ、豆腐、油揚げ、ちょこっとだけ鶏肉、なども入れて、ぽん酢で食べる。最後にうどん)、麦酒
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