昨日・今日・明日
壱カ月|昨日|明日
2005年02月01日(火) |
思うことが多すぎて疲れる |
屋根やベランダに雪。路面が凍てつき、水たまりに氷。新御堂筋が通行止めになったせいか、車の通りも少なく、静かな朝であった。
終業後、映画を観るため茶屋町へ。あまりに寒いので、三番街でうどんを食べる。食べながらIちゃんに借りた『彼が喜ぶとっておきの煮物』という料理本を読む。どうでもいいようなものだけど、この本のタイトル「彼が喜ぶ」というところが鼻につくな。本を借りた時、フン、私の料理で誰が喜ぼうと知ったことか、と憤慨したけれど、言わずに黙っておいた。憎たらしいことは口には出さず日記に書こう、というのが今年の目標なので。
三番街シネマで「レイクサイドマーダーケース」を観る。青山真治監督、東野圭吾原作。青山真治の映画は「ユリイカ」しか観たことがないのだが、これはすごく良くて甚だしく感動したから4時間近くもある映画なのに2回も観に行った。今まで観た邦画の中でも屈指の作品だと思うし、だからこの新作も観てみる気になった、のだが。 まあな…。悪くはないんだけど…。何かもうひとつふたつ足らないような…。と、どうも歯切れが悪いのだけれど、要するにイマイチであった。一番の難点はセリフが陳腐なこと。わざと狙っているのかもしれないが、私はこれが最もしんどかった。映画冒頭あたり、部屋に入ってきたチョウチョを「ある人」がスリッパで踏み潰すシーンで、ストーリーのだいたいのことがわかってしまう。細かく伏線ははってあるけれど、確信するには少々弱いところもあり、中途半端だ。 役所広司の演じている父親とその愛人が登場人物中唯一「まともな人」なんだけれど、愛人は殺されてしまうし、役所広司もやがては「まともでない人」にとりこまれてしまう、「まともでない」ことが「まとも」な世界に入っていかざるを得なくなる、という、まあ「規模の小さい『ツインピークス』」みたいな感じの話だ。何かようわからんけど。でも、東野圭吾という人の小説世界には、私はたぶん何の興味ももてないであろうということが、今日の映画ではっきりわかった。 上映前の予告編を観て、人の顔が恐怖や不安に歪む映画があまりに多いことにウンザリ。特に着信がどうしたこうしたとかという邦画と、タイトルは忘れてしまったけれど、ジュリアン・ムーアとキム・ベイシンガーが主演してる2本の洋画がひどい。どちらも好きな女優さんではあるけれど、もう少し仕事を選んだ方がいいように思う。 どうも消化不良のまま、バスにて帰宅。下を向いて本を読んでいたらバス酔いしてしまい、家に帰ってからも気分がすぐれず、わりと早くに寝てしまう。夜になってからさらに冷え込み、部屋にいても息が白くにごった。
・購入物:なし
・朝食:チーズトースト、ヨーグルト、バナナ、珈琲 昼食:お弁当(小松菜のソテー、卵焼き、焼鮭、ごはん) 夕食:三番街で、うどん定食(天ぷらうどんといなり寿司2個)
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