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壱カ月昨日明日


2005年02月09日(水) 天下御免の向こう傷

 暖かい。ヌクイ、というか。日中、街を歩くと汗をかいた。
 仕事で、立腹させられること2,3あり。ここが我慢のしどころか。職場にいると精神衛生上よくないと思われるので、今日のところは早めに帰る。

 閉館前に地元の図書館にすべりこんで、今度の「絵本の会」で読むネタをさがす。図書館はガラガラ空きで、机でひとり居眠りしているおじさんと、子どもコーナーに親子連れが一組いるだけだった。
 4歳か5歳くらいの男の子とそのお母さんが、絨毯の上に絵本を数冊ひろげて「本屋さんごっこ」をしていた。男の子は全く人見知りしない子で、私にも「買イニ来テクダサイー」と言う。「ききみみずきん」とアンパンマン、それからもう一冊(題名忘れた)を買ったら「ハイ、3冊デ1万3千円デス!」と言われてビックリした。絵本、高いなあ!横でお母さんが、「この子、1万3千円が好きなんです、お店屋さんごっこすると、何でも1万3千円にするんです」とのこと。なるほどな。色紙で作ったお札で会計をして、絵本を持ったまま館内をグルッとまわって、最後に棚に戻す。お母さんに、遊んでいただいてありがとうございます、とお礼を言われる。いいんです、私ヒマなんで。
 そんなこんなでネタにする絵本は探せず、帰りに本を一冊借りる。角田光代「庭の桜、隣の犬」。

 帰宅して、ごはんを作りながら、食べながら、KBS京都の『中島貞夫の邦画指定席』でやってた勝新太郎主演『ど根性物語・図太い奴』という1964年の映画を観る。調子がよくて喧嘩が強い、刑務所から出所したての勝新が大暴れする娯楽映画。面白かった。
 脇を東野英治郎と西村晃の「水戸黄門コンビ」がかためてて、ピリッとした芝居が実に良い。特に西村晃はティム・ロスそっくりで、眼光鋭く切れ味抜群でカッコいいったらなかった。惚れ惚れする。勝新太郎がここぞというシーンで見せる「顔の演技」もさすがで、映画スターとはやっぱりこうでなくちゃな、と至極感嘆した。

 映画を観ていたおかげでサッカーのことはコロッと忘れていたが、まあいいや。夜は、持ち帰ってきた仕事関連の本を一冊読む。つまらん。

・購入物:なし

・朝食:トースト、スクランブルエッグ、珈琲、ヨーグルト
 昼食:お弁当(豚のしょうが焼、マイタケのバター炒め、大豆と昆布の煮たの、ごはん)
 夕食:コロッケ2個(近所のお肉屋さんで買ったやつ)、山芋のサラダ、ジャガイモとソーセージのスープ、セリのゴマ和え、発泡酒(不本意だがないよりましなので仕方なく飲む)、ごはん


フクダ |MAIL

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