昨日・今日・明日
壱カ月昨日明日


2005年02月13日(日) 風に吹かれて舞い上がる

 午後から、天満宮で行われている古本市に行った。盆梅展との併催で、規模は小さめ。自転車をこいでいる時はさほどにも感じなかったのだけれど、吹きさらしのテントの中で古本を見ていると横風が冷たくて、寒くて寒くて集中できなかった。安岡章太郎の文庫を100円で購入。ソビエト訪問記。自身で撮影したという、表紙の写真が良い。その他、百円均一台に古い「文学界」がズラズラと置いてあったけれど、ナニがナニやらよくわからないし、コートのポケットから手を出して内容を確かめるのが億劫で、ろくに見もしなかった。ダメだ。

 古本を見て冷えた体を暖めるべく、近くのうどん屋で暖かいうどんをすする。うどんとかき揚げで315円(税込み)。安い。素晴らしい。
 腹がくちたら天牛書店へ。尾崎一雄の箱入りの「続・あの日この日」発見。1200円。これは安いのか高いのかよくわからないが、とにかく購入。「あの日この日」に続編があるとは今日の今日まで知らなんだ。なんだかんだで一巻目の途中で放り出したままの「あの日この日」を、今年こそは最後の四巻目まで読んでしまいたいなあ。
 天神橋商店街を5丁目まで散歩してまた引き返し、天満橋駅地下ののデリスタで夕飯と朝飯の買物。ついさっきまでピッカリと晴れていたのに外に出てきたらどんより曇っていて、京橋辺りで通り雨にあう。洗濯物を外に干してきたのにー、どうしてくれるのさ。自宅に着いた途端、雨はピタリと止み、夕陽がサンサンと降り注いでいた。全く憤懣やるかたなし。
 
 夜。金曜日に名古屋で買ってきた安井仲治「曲馬団」のポスターを(書くの忘れてた。ポスターも買ったんだった。A2サイズで200円)、試行錯誤の上、押入れに設えた本棚の横にはる。ライトをつけると本の影がいい具合に写真の上に落ちて、なかなかいい感じ。
 その後、夜更けまでリビングでうたた寝していたのだけど、0時すぎの地震で起こされる。揺れるたび本棚がミシミシと音を立てるのがどうも不気味だ。お風呂に入って、土曜日の日記を書いてから、今度はお布団の中で朝まで眠った。

・購入物:安岡章太郎「ソビエト感情旅行」(角川文庫)
     尾崎一雄「続・あの日この日」(講談社) いずれも古書

・朝食:バタートースト、ツナサラダ、珈琲、ヨーグルト
 昼食:中山製麺所で。かけうどん(中)とかき揚げ
 夕食:キャベツとモヤシのソース焼きそば目玉焼きのせ、麦酒


フクダ |MAIL

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