昨日・今日・明日
壱カ月昨日明日


2005年02月21日(月) 二兎を追いかけて

 快晴。朝から晩まですっきり晴れるのは久しぶり。はりきって洗濯をする。ベランダに風が吹き付けてきて、足と手先がかじかむ。今日は底冷えする感じで、夜になるといっそう寒さが増したけれど空気が澄んでいるせいか、空の月と星はピカピカであった。

 終業後、ホテホテ歩いてタワーへ。セウ・ジョルジのCDを買いに行く。タワーは誰かのライブか何かがあったらしく、キャアキャアと青い声の女の子たちでごった返していた。CD一枚、素早く買ってジュンクへ。新刊をチェックに行くも目当てのものが並んでおらず、今日はこれにて退散するか、と帰りかけたら洲之内徹の新刊を発見してビックリした。昨年出た「おいてけぼり」の姉妹編で、タイトルは「しゃれのめす」。うーんどうなの、この題名。まあ何でもいいや、と、とにかく買う。予想外に充実した買物になった、財布の中身は薄く薄くなってしまったけれど。

 帰宅したら、Tが台所を汚しまくってビーフシチュウの支度中。このお腹の空いている時にビーフシチュウなどという時間と手間のかかるものを何故作ろうとするのかと少々イライラし、後片付けをどちらがするか、サラダを作るか作らないか、シチュウの器を何にするかで言い争いになり、お互い空腹のため気が立っていて実に険悪なムードが漂う。人間誰しも、お腹が空いては波風を立て、いろいろ事を仕損じるものだ。常に腹は満たされていなければならないのかもしれん、特に私のバヤイ。

 夜。
 買ってきた洲之内徹の本を読む。主に短文が収録されているため、「気まぐれ美術館」のように話が捻転しないのが少々物足らないけれど、カラー絵がたくさん見られるのが嬉しい。
 それからセウ・ジョルジを聴く。うーん。要所要所だけはとびきり優しくて、性根のところは冷たそうな、このテの男にはホントに弱いなあ、とつくづく感じる。

・購入物:洲之内徹「芸術随想 しゃれのめす」(世界文化社)
     seu jorge「CRU」(Omagatoki)

・朝食:トースト、ベーコンエッグ、珈琲、リンゴ半分
 昼食:お弁当(キンピラゴボウ、昨夜作った煮物の残り、ミニトマト、ごはん)
 夕食:ビーフシチュウ、ガーリックトースト、水菜のサラダ、麦酒


フクダ |MAIL

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