昨日・今日・明日
壱カ月昨日明日


2005年03月01日(火) 咳をしてもひとり?

 ボヤボヤしているうちに3月となってしまった。3月最初の日は、陽がゆるやかにさしこむ上天気であった。しかし夜になるとまだまだ寒い。私は完璧に風邪をひき、喉がイガイガして終日苦しんだ。
 午前7時に起きて、朝ご飯の支度と弁当のために鮭と卵を焼く。Tは弁当にクリームシチュウを持っていくのを諦めたようだ。会社でシチュウをわざわざ皿に移しかえてレンジで温めている人なんて、絶対出世できないよ。まあ、出世なんかしなくていいけどさ。

 本日の収穫。
 昼間、出かけた折に旭屋に寄り、「一冊の本」の3月号をもらう。
 これまた出かけた折に、まあ要するにさぼっているということなのだが、天牛堺書店で、文芸文庫を250円均一台から2冊買う。いつ読むとも知れないが、文芸文庫が300円以下だとついつい手がでてしまう。
 帰りに、今日が天満橋ジュンク堂のリニューアルオープンの日だと思い出し、喜んで行ってみる。本屋が再開店したことが、なぜこんなに嬉しいのかわからないが、すごく嬉しい。新しいジュンク堂は広くなっていたけれど、壁に囲まれすぎててちと閉鎖的な感じがするのが残念だ。でもまあそのうち慣れるだろう。ここで買うものは特になく、「月刊百科」をもらう。ゴダールへ書いたトリュフォーの、憎たらしい手紙の続きを読むのが楽しみだ。
 デリスタで鶏ささみの磯部揚げというのを買う。明日の弁当につめるつもり。
 地下で長崎ちゃんぽんを食べて、自転車で帰る。夜風が風邪ひきの身にしみる。

 しんどいので、早めにお風呂に入って早々に布団に入る。今日から文芸文庫の西東三鬼「神戸・続神戸・俳愚伝」を読んでいる。昔、どこかで森山大道が勧めてて、古本屋さんで見かけた時買っておいた本。良いわ。全体から色気が漂ってきて、ぴったり好みの文体だ。この人は絶対モテるはず、と解説を読んでみると、案の定女をとっかえひっかえしていた模様、ほうらやっぱりね、と得意顔。
 午前0時消灯。

・購入物:宇野千代「女の日記」(講談社文芸文庫)
     遠藤周作「異邦人の立場から」(講談社文芸文庫) 古書

・朝食:トースト、シチュウの残り、珈琲
 昼食:お弁当(焼鮭、卵焼き、蒸しジャガイモ、ごはん)
 夕食:中央軒にて。長崎ちゃんぽん、麦酒


フクダ |MAIL

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