昨日・今日・明日
壱カ月昨日明日


2005年03月19日(土) すべり台をのぼり、階段をおりる

 午前7時起床。「ウィークエンドサンシャイン」を聴く。来週はフェラ・クティ特集だ、楽しみ楽しみ。朝ご飯、後かたづけ、洗濯、など終えてから、日記を一日分書いて、しぶしぶ出勤する。イヤだイヤだと思うと自転車のペダルもいつもに輪をかけて重いなあ。

 Nさん、Yさんと共に黙々と仕事。結構細かいチェックをこなしていかねばならず、目が疲れるところにもってきて、Yさんが横からごちゃごちゃと話しかけてくるので気が散る。昨日はちょっと呑みすぎた、だとか、東通を入ったところにあるあの店は味が落ちた、だとか、ネエー、フクダさんなんかはさあ、やっぱりホリエさんの味方〜?、とか何とか、とにかくうるさくて、ついにNさんに「黙れ!」と一喝されてショボくれていた。
 Yさんが黙ってくれたあとはスイスイと事が運び、午後2時半頃に解放される。外は陽光に満ちていてまあほんに良い天気。お布団干したかったなあ。そのまま帰るのももったいなくて自転車で南へ少しくだり、三越の前のサンマルクカフェで遅めのお昼ごはんを食べる。この店は天井が高く開放的で明るくて好きだ。ここで「海辺のカフカ」を読了した。なんだかんだ言ってもけっこう楽しんで読んだかも。ベートーベンを聴いてみようという気になった。

 それから天牛堺で古本を見る。吉田健一、長谷川四郎、池内紀訳のカフカなど、好きな作家の本を安くで買えてご満悦。5冊合計4500円也。
 次に四つ橋筋を北上し、ジュンクの本店で森達也の新刊を購入、「クウネル」を立ち読みして、天神橋商店街へ行く。毎土曜日にセールをしている八百屋さんで、小松菜(80円)、ネギ(100円)、立派な葉のついた人参(150円)を買う。
 寄り道のおかげで家に帰り着く頃にはすっかり日が暮れた。

 夜。珈琲をいれて、買ってきた本をひもとく。時折、フィギュアスケートも見る。司会のふたりと、番組のつくり自体がとても鬱陶しい。でもスルツカヤが優勝して満足。至極当然の結果だ。よかったよかった。
 夜中。Iさんに読んでおくようにいわれた講談社の復刻絵本「さるかに合戦」を読んでみて、前近代的な展開に辟易とする。これをそのまま紙芝居におこすのは、なにがなんでも断ろうと心に誓う。
 
・購入物:森達也「ドキュメンタリーは嘘をつく」(草思社)
     吉田健一「ひまつぶし」(講談社) ここから古書
     長谷川四郎「長谷川四郎全集 第8巻・第15巻」(晶文社)
     フランツ・カフカ「カフカ小説全集・万里の長城ほか」「掟の問題ほか」(白水社)

・朝食:ごはん、梅干し、海苔佃煮、豆腐とネギの味噌汁、水菜の漬物とじゃこの和え物
 昼食:サンマルクカフェで。ビーフシチューパン、珈琲
 夕食:豚とキャベツと小松菜の重ね蒸し、人参とごぼうのきんぴら(じゃこ、胡麻入り)、エノキポン酢、麦酒、ごはん


フクダ |MAIL

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