昨日・今日・明日
壱カ月昨日明日


2006年01月12日(木) たとえばキミに星座なんてなくても

9日の夜中に、梅田から自宅まで約1時間半も歩いたことが災いしたのかひどい風邪をひいてしまい、今週は、早く帰宅して部屋でおとなしく過ごす日々が続いている。ストーブを背にして、ブランケットにくるまり、カフェオレを飲みつつ、読書する歓び。

今年初めて買った本。
7日に、小島信夫の『残光』を読むため、『新潮』2月号をジュンク堂で。
今年初めて買った古本。
4日に、小島信夫の『寓話』(福武書店)を天牛堺書店で。1300円。
去年、古本市で見つけた『海燕』の創刊号にこの小説の連載第一回目が掲載されていたのを読んで、この続きを読むにはいったいどうしたらよいのでしょうか、と思っていた矢先だったので、無事手に入って誠に喜ばしい。
今年初めて買ったCD。
8日に、Bob Dylan『Live at the Gaslight1962』を京都のベターデイズで。セール中のため30%オフであった。好運である。最近は、明けても暮れてもこれを聴いている。
今年初めて読んだ本。
夏目漱石『こころ』。通読するのはおそらく12、3回目だと思われる。数十回読んでやっとこさ、この小説のすさまじさ、というか、肝がわかりかけてきたような気がする。陰惨だ。
今年初めて行った写真展。
8日に、『ドイツ写真の現在』を京都近代美術館で。
今年初めて観た映画。
元日に、野村芳太郎『ゼロの焦点』をシネ・ヌーヴォで。映画の日で1000円だった。久我美子は和製オードリーみたい、ってちょっと言いすぎかな。

初詣でひいたおみくじは「凶」だった。確か、去年も「凶」だったような。不都合な事柄に悩まされ心身ともに下降する、とか、健康悪し、縁談良きことなし、とか、もう忘れたけれどすごいことが書いてあった。おみくじはビリビリに破いて、ゴミ箱に捨てた。

父の母校が出場するというので、久々に高校ラグビーを観に行った。赤のジャージのこの学校は、わたしが観に行くと負けたことがない。前半で勝利を確信した。すごく風の冷たい日だったけれど、熱い珈琲とカイロでずいぶん温まった。

罰は当たっても、クジには当たらないであろうと思っていたNさんが、宝くじに当たったからといってお酒をご馳走してくれた。立ち飲み屋で。年頭にあたり、いろいろと説教される。くどくど説教はしたくせに、宝くじで当たった金額はいくらなのか、何度聞いても教えてくれなかった。

2005年を回顧するシリーズ、音楽編と読書編を書くとかなんとか言ってたこともあったけど、なにやらやる気がおきないので取りやめる。予定は限りなく未定であり、終ったことはもういいや、という気分である。書けないことも多いし、自分の心中深く大切な場所にとどめておこう、と思っている。


フクダ |MAIL

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