WELLA
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2007年08月04日(土) 再び流血の朝

朝、かぼちゃをきっていて流血。
週明けから旅行なので食料品を買い控えていて、ずっと半年以上もキッチンにおいてあったかぼちゃを食べてしまおう、と昨日から食べ始めていた。昨日は半分煮物にしたのだが、皮が固いというので、皮の部分だけ取り除こうとしていた。初めは包丁だったのだが、危ないと思ってピーラーに持ち替えたら手が滑ってざっくり。「え?」と思ったときは親指から血が噴出していた。
数年前キッチンで深く手を切ってしまったときも、キッチンで夫が隣にいて、あわただしい朝で、夏の旅行を控えているときだった。前回は傷の加減がわからずに消防署に直接尋ねに行ったのだが、今回は、尋ねるまでもなく重症。爪も深く切れていてあとちょっとで肉厚に指先チョンパ(ぶるぶる)。血が噴出してきたので輪ゴムでぐるぐる巻きに根元を縛ってみる。今日は年下の同業者♀と丸の内でランチの予定だったのだが、これじゃフォークも持てないよと思ってとりあえず電話。「もしもし?私今指をざっくり切っちゃったので、これから病院に行きます。なので、ランチはキャンセルしてください」と告げると、先方は「わかりました。でも、だいじょうぶですか?傷は?深さは?」などと気遣ってくれるがこちらは血まみれなので、適当に切り上げて、夫を伴って歩いて病院へ。

ちょうど午前診療の受付が始まったぐらいで、診察時間はまだだったが、受付の人が気を利かせてすぐに看護師さんに連絡をとってくれ、ほどなくして処置室に通され、とりあえず応急処置。輪ゴムでごりごりと止血したのは、毛細血管を壊してしまう可能性があるらしく、若い看護師さんが「あーこんなにしちゃだめですよねー?」と年長の看護師さんに言いつけるように言う。「縫ったほうがいいですか」と聞くと、まだわからないけど今日は土曜日なので外科の先生が居ないとのこと。重ねて「別の病院に行ったほうがいいですか?」と聞くと、「○○先生を呼んでに診ていただきますから」と岡本麗似の年長の看護師さんが私の目を見て力強く宣言する。○○先生って誰??
若い方の看護師は「縫うって言っても、爪に穴あけなきゃいけないから大変そう〜」と言う。自分に正直に患者を不安にさせるようなことを言ってどうする??ここの病院は大概親切でいいのだが、たまにこういう若いのがいて鼻白む。もう一度待合室で待っているように言われて部屋を出る私に「輪ゴムできつく縛ると、血管が壊れちゃうので絶対にしないでくださいねー」と声をかける。もうわかったっつーの(-"-)

待合室で手を上にあげて座っているうちに血は止まり、付き添いの夫はここで仕事に行ってもらう。医師の担当表を見ると○○先生ってよくわからないけど整形外科の先生らしい。処置室に再び呼ばれると、○○先生は私の応急処置を見て「これは誰がやったの?」と聞く。岡本麗似の看護師が「先ほど、いらしたときに。止血をずいぶん厳しくやっていらしたので。」と私のほうを見て微笑む。なんだかなぁ、やっぱり経験のある人って上手いよな。さっきの若い看護師さんだったらまた言いつけられるところだった(-"-)。
先生は傷を一瞥して「あ、これでもういいよ。」と言う。つまり先ほどの看護師さんの応急処置で充分ということで、確かに鋭利な刃物なので傷口もきれいなのだが縫う必要がないというのでほっとする。消毒薬をつけてもう新しいガーゼでもう一度包んでもらって終わり。何で切ったんですがと聞かれてピーラーです、というが先方全然理解せず。まあ、気をつけてくださいね。といわれる。はい気をつけます。
「先生、私あさってからヨーロッパに10日間行くんですが、どうしましょう??」という。「えーどうするんですか??」といわれるが、どうしようもない。化膿止めを3日分処方してもらってあとは自分で消毒薬と大きな絆創膏で処置するように、傷口をつねに清潔に保つように言われる。ほー、化膿止めという手があったか。早速薬局に行って買って帰る。500円ほど。なんか意外と安いわ。

午前中に母からお通夜の連絡があるだろうと思っていたが、全然連絡がないので従姉に電話すると、お通夜は明日だということ。そのまま義姉に連絡すると、もう母に聞いたとのこと。なんで私に連絡しないかなぁ。すぐ電話すると私はもう旅行中で居ないと思ったから連絡しなかったとうそぶく。旅行の予定は先日冷蔵庫に貼ってきたので、それを言うと冷蔵庫に貼紙なんてないと言い張る。いらいらしたが母は混乱してるので、はいはい、と聞きながし、明日の待ち合わせなどを決める。

ちょっと電話するだけのつもりだったのだが、母の話が意外と長引き、出かける時間を過ぎていた。夕方の会合に出る予定だったのだ。停留所でしばらく待ってバスで最寄のJR駅に向かうが、途中でお祭りがあるので迂回するとのこと。突然年配の女性がいらいらと「迂回するんだったら、別の路線に乗り換えますから、トランスファーのチケットいただけます??」と運転手に言ってきた。トランスファーの意味がわからない運転手に、もう一度いらいらと彼女が説明すると、運転手は少々お待ちくださいといって営業所に連絡をとり、事情を話すとそれほど込んでいないといわれたらしく、その旨女性に伝える。
いったん女性は納得して席に座ったものの、次の停留所につくとまた「やっぱり降ろしてくださいよ。この辺の人間は道をよく知ってるんだから、別のバスに乗り換えて歩いていきます!」とごねだす。またも運転手は少々お待ちくださいといって営業所に連絡を取る。見かねて「200円払ってそのおばあさんを降ろして上げてください。彼女1人のために皆が遅くなります。」と言う。後ろのほうからも「おばあさんがどんどん遅くしてるよ。」と声が飛ぶ。ちょうど営業所の脇に止まっていたので、運転手は彼女を別のバスのところまで連れて行って乗せ、戻ってきて無事出発。迂回するといってもほんの300メートルほど距離が伸びただけで、お祭りゆえに交通量も少なく、結局、いつもと同じかそれより早いぐらいで駅に着いた。それでも既に遅刻確実。おばあさんのせいだけではないが、激しく落ち込む。

会合には30分ほど遅く到着し、昨日の訃報を受けて会合あとの食事会はキャンセルしたので、主催者には不義理をしてしまった。会合自体は大変有意義で勉強になった。



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