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2007年08月07日(火) ケンブリッジ再会(1)

朝はイングリッシュブレックファストとなっていたが、それらを各自盛り付けるビュッフェスタイル。ソーセージとマッシュルームがないのが不満。ベイクドビーンズはとても美味。昨日聞いたところによると、オーナーはアメリカの人らしい。

朝食を済ませて部屋に戻ると、コンコンとドアをノックする音。郵便が来ましたよ、と葉書を届けてくれた。昔ケンブリッジに住んでいた時に、訪問研究員のご近所お世話係だったDから。せっかくきてくれたのにロンドンに行ってて会えないわと書いてある。さすがD、気配り上手。その後、ペニーさんと英会話の先生とご近所だった日本人女性Mさんと電話をする。今日は再会の日。
ペニーさんは夕食に招いてくれているので、ペニーさんにはバスの路線を尋ね、マリオンに会った旨話をする。他の2軒もするするとアポイントメントが取れて、英語の先生は今日の夕方、Mさんは明日のお昼前にそれぞれお茶をいただきに、お宅に伺うことになった。

バス乗り放題の一日券を買って一路街の中心部へ。勝手知ったるペンブロークコレッジの庭を抜けて、私は大学会館の上のカフェへ。夫はぶらぶらと美術館や本屋など街中を散策するという。毎週火曜日に大学会館で訪問研究員の妻たちのコーヒーモーニングがあるのだが、夏休み中はカフェで個人的に集まっておしゃべりをする。これに参加すれば昔懐かしい場所にもこられ、みんなにも会えて一石二鳥なので、火曜日にここで会いましょうと世話役のJと約束していたのだ。彼女が一足先にきていた。お土産のあられを渡す。これは日本的なかなりきれいなもので、われながらいいチョイスだと思っている。包み紙だけで彼女は興奮していた。中をあけたらもっと感激するだろう。うひひ。三々五々、夏もケンブリッジにいる奥さんたちが集まってとりとめもなくおしゃべりをする。年齢は大体中年以上老年まで。半分以上会話はわからないが、この到達点の見えない会話が心地よい。

時間が過ぎて、残った4人でお昼にしましょうということになり、カウンターでスコーンとお茶を買う。サンドイッチにしようとした1人が「あら、サンドイッチがないわ!」とあわてると、客の若い人が「こちらの冷蔵庫にありますよ。」と教えてくれた。特にケンブリッジで強く感じることだが、お年寄りと若者の距離があまりない。言い換えればお年寄りがみじめではない。考えてみたら大学会館に老人がうろうろしていたらおかしいのだが、ここでは全然不思議ではない。世代が違ってもお互い付き合い方を心得ている。

サンドイッチを首尾よくゲットした彼女は、サンドイッチを更に横たえて、フォークとナイフで上のパンをはずしてナイフとフォークで食べている。なるほど。そういう食べ方もあるわねぇ。でも、残ったパンは捨てちゃう。

食後もだらだらと話し続け、スーパーで晩のおかずを買うという彼女たちと一緒に、途中で記念写真を撮ったりしながら街の中心部まで。街中に中国系の若者、むしろ少年少女という年少者が溢れているのに驚く。そろいのウィンドブレーカーやTシャツを着て、列になって歩いている。中国人の露天商まで現れた。中国本土から来たのか、あるいは台湾人なのか。円安の影響か、日本人はあまり見かけない。

(この後は日付を無視してきりのいいところで区切って書き続けます)


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