WELLA
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2007年11月15日(木) 上質なカフェ

非常勤先から非常勤先へ渡り歩くはざまで、カフェに寄った。
駅から来た道を非常勤先方面に曲がる目印にしてたところで、ずっと入ってみたいと思いながらも、心の余裕がなくて寄れなかった。今日は移動の電車の中でぐっすり寝てしまったこともあり、眠気覚ましを兼ねてコーヒーを飲んでいくことにした。

見るからに小さいお店なのだが、ドアを開けると通路がおくまで伸びていて、意外なほど細長い。左手に棚、右手にカウンターがあり、焼きたてのタルトや焼き菓子などが並んでいる。通路の奥には窓のついた観音開きのドアがあり、庭がちらりと見えている様子は英国の家に招かれたような錯覚を覚える。
室内は、酵母の香りがただよう湿り気のある温かさで、眠気をさそう。お店で天然酵母のパンを焼いているらしい。木製の椅子やテーブルがおいてあり、全てどこかから持ってきたらしく、ばらばら。奥にはソファもある。
テーブルの上にはメニューがおいてあり、刺繍したリネンで作ったブックカバーがかかっている。水の入ったコップは、店のロゴが入った手作りのコースターの上に鎮座している。運ばれてきたコーヒーは、持ち手のない白い磁器に入っていて、香りもいい。ぼーっと室内を眺め、ぼーっとコーヒーを飲み、ひたすら静かに時を過ごす。

はぁ、なんと上質な時間。


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