WELLA
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2008年01月01日(火) 平成20年1月1日

あれからもう20年かぁという感慨もなくお正月。
歌舞音曲自粛(と言う名の制限)とか、いつまで平成がもつかとか、時の官房長官の黒縁めがねとか、なんかもう昔の感じ。

午前中10時に夫の実家に行くと約束していたのだが、寝坊。
着物を着ていくと張り切っていたのだが、体調がいまひとつ。洋服を着ていこうかともちらと思ったが、そうなると何も着るものが思いつかないので、よいしょよいしょと着て、約束の時間を30分ずらして到着。
夫の実家は都心にあるのだが、最寄り駅に降り立つまで和装の人は見ず。車両内を見回すと、黒や茶、グレーといった実用的な色ばかりで、お正月らしい華やいだ雰囲気は一向にない。かくいう私の装いはというと、青緑の紬に黒いコート、肉色のショールという組み合わせなので、こちらも華やぎはない。駅ですれ違ったご婦人しかり。
20代の頃自分で買ったこの紬、実家の母には地味すぎて評判が悪い。義母にそういうと「いつまでも着られていいわよね。」との答え。そのうちに自分の着物を見てみるかと言い出し、(小柄な義母に比べると)丈が合わないでしょうからなどと言いながら見てみたのだが、丈は問題なさそうなので、あれもこれもとくれることになった。義母が持っているものは花をモチーフにしたかわいらしいものが多い。裄(というよりは袖)がちょっと短くて、襦袢の袖口が覗いてしまうのは、マダムに相談。襦袢の袖を縮めれば済みそうな気がする。また衣装もちになってしまった。当分自分の好みのものは買えそうにない。
結局、義母が出してくれた朱色のお召しを着て帰れというので、その通りにすると「お出かけ着になったわね。」とご機嫌。してみると地味な紬はいまひとつだったのか。
その後私の実家へ。歩いているうちにちょっと着崩れていたのを目ざとく指摘する両親。二人とも案外と着付けにうるさいのでちょっと意外に思う。くつろいでいるとアメリカに住んでいる兄家族から電話がかかってきて、少しお正月っぽい華やぎ。昔は親戚をたずねていとこ同士いろいろ遊んだものだが、今は我が家に限らずいとこで遊ぶことなど少ないだろう。両家にそれぞれ3時間ほど滞在して顔見世興行終わり。


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