日々の戯れ言

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2001年12月11日(火)  チョン・キョンファ

今日も北海道は豪雪。朝からJRはマヒしまくりで、通常20分で着くところを車両に閉じこめられたまま1時間以上なんて話はざらである。ダイヤなんてものはすでになく、電光時刻表は一日中真っ黒のままだった。夕方の札幌駅では、地元の各テレビ局が、駅の大混乱ぶりをレポートしていた。もしかしたら北条、夕方のローカルニュースにちょっとだけ写ったかも(笑)

しかし、よりによってこんな日にこんなにどっかり降らなくても……。

実は、今日は楽しみにしていたコンサートだったのだった。
世界的なヴァイオリニストのチョン・キョンファの来日公演。プログラムはヴィヴァルディの「四季」その他。こんな夢のようなプログラムを地元で聴けるなんて、もう二度とないに違いない。
開場時間に合わせて、わくわくしながらホールのエントランスに入ってみたらば、先に来ていた友人が顔を曇らせていた。不吉な予感。
「演奏者がまだ到着してないんだって……」
なに!?
やられた。この豪雪のせいであった。
どうやら、帯広から今札幌に向かっている途中らしい。
……って、何故帯広?
「千歳に降りられなかったのかもね……」
そうかあ、昨日も空港閉鎖していたし、札幌千歳間は道路も通れないらしいし。
って、じゃあコンサートはどうなるんだ。ええい、憎い豪雪め。

結局、開演を一時間遅らせて、演奏者の到着を待ってコンサート開始ということになった。
演奏者がもうすぐ到着という頃に席に着いたんだけど、「演奏者がただいま到着いたしました」ってアナウンスが入ったら、会場から拍手が巻き起こったもんね。
それからほどなく、当初の予定から一時間半近く遅れて、演奏会が始まった。事情が事情だし時間の関係もあって、予定されていたプログラムとの差し替えがあったり、休憩なしの二時間ぶっとおしだったりしたけど、いやさすが、すばらしい演奏だった。ソリストも素晴らしかったけど、バックの弦楽オーケストラも超一流で、これまたすごい。大層贅沢な演奏会で、めいっぱい満足。
最後にアンコールで、「冬」の第二楽章と第三楽章をもう一度やったときに、キョンファが「今日の天気もこの曲のような冬の嵐で」というような意味のことを言って、笑いを取っていたし(笑)
なんつーか、いろんな意味で思い出に残る演奏会だったなあ。

それにしても、キョンファはライブに限ると、今日しみじみ思ったことだった。いや、目に訴えますよ、あの演奏は。




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