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IF類 - 2001年04月11日(水) 日記を読み返して愕然とした。 「もし○○○○たら、××××かもしれない」 情けないこの言いまわしが、てんこ盛り! できることなら絶滅してほしい「IF類」が横行している。 まことに遺憾である。 ・・・・・・・ ●モシ‐タラ mosi-tara 【IF類ウシロムキ目グチ科】 比較的浅薄な水域に広く分布する魚で、年間漁獲量も豊富。 個体の大きさ、形は、それぞれの棲息域により多種多様である。 色はブルーが入っているものがほとんどだが、若い個体では桃色の斑も認められる。 主に、ゴ貝、コウ貝、アレ藻、コレ藻などを餌に成長することが確認されている。 また、ゲンジツプランクトンの大発生によるハンセイヒト潮で、大量死する例が各地で報告されている。 身にはやや苦味があり、特に、裏身(ウラミ)や面身(ツラミ)の部分には、習慣性を有する毒素ボンノーアルデヒドが含まれているので、生食を続けるのは有害である。 やや味は落ちるが、食用には、天日干しなどの加工処理を施したものが望ましい。 ●モシ‐タラ‐カモ mosi-tara-kamo 【IF類コウカイ目サキニタタズ科】 その名の通り、モシ‐タラを食べる鳥で、モシ‐タラの魚群とともに移動する。 飛ぶ前に待つ習性があるので、首が長くなるのが特徴。主に夜行性。 その繁殖には謎が多いが、脆弱な個体の場合自家中毒を発生しやすく、託卵する例も認められている。 体内のミレン酸がモシ‐タラの持つ毒素ボンノーアルデヒドと結合することによって、その肝臓は肥大し、独特の甘味を有するようになる。 これが、俗にウツツヌカス肝と呼ばれる珍味だが、脳の神経を麻痺させる物質が含まれているので、常食は避けるべきである。 ・・・・・・・ というわけで、遺憾図鑑IF類の項より抜粋して、本日の補足とさせていただきます。 なお、日記の編集上、『青い瞳』は昨日付に変更しましたが、書いたのは、4月11日の未明です。 ...
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