囁き
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『雨の降る日』 『道を見失っていた これからどこへ行けばいい? 脚はもう止まっていた もう歩くことにさえ疲れた 愛?夢?希望?自由? それはなに? 金 現実 絶望 束縛 そう それが全て 手首を切りつけた もう歩かなくてすむから 手首を切りつけた 熱い命が流れ出していく それは雨の降る日 街が全てに疲れ果てて 少し涙をこぼしてた日 そして俺は倒れ込む 疲れ果てた街と共に眠る
空を眺めていた 囁いた愛はもうない 涙はもう止まっていた もう どうにでもしてくれ 親?友達?恋人?人? それは誰? 敵 裏切り 弱者 人 そう それが全て 手首を切りつけた 誰と会わなくてもすむから 手首を切りつけた 人の心が消え去っていく それはとても晴れた日 大地が徐々に崩れ始めて 小さく悲鳴を上げていた日 そして俺は倒れ込む 崩れる大地に抱かれ眠る
それは雨の降る日 皆が全てに嫌気が差して 崩れる寸前になっていた日 そして俺は倒れ込む 解き放たれた喜びを抱いて眠る』
昔の感覚が戻る。戻ってきている。中学の、喧嘩を繰り返していた俺じゃない。高校の、壁を作っていた頃の僕。
切りつけたい。煙草を押しつけたい。
全てが、どうでもいい。何かで死ぬんだったら、今すぐにでもいい。事故でもなんでもいいから。だって、自殺しちゃいけないから。本末転倒・・・
殺したいなら、殺してよ。別に、気にしないから。今すぐでいいから。今すぐがいいな。
ボロボロにしたい。心も、身体も。刻み込んで、叩きつけて、焼き尽くして、投げ捨てて。
誰か殺して。
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